”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画のデータ

その昔、好きな映画を見るとそれがどんな映画で誰が出ていたか、監督は誰だったか、原題は何だったかなど知りたいと思った事はプログラムを買うか自分で記録をつけるしかなかった、、、。それが又、楽しくて今月は何回映画館に足を運んだとかが自分のなかでの自慢だったし今度は何が上映されるのか待つのも楽しみなものだった。

時代は変化し西暦2000年を迎える数年前からはインターネットのお陰で記録を取ったりノートに記載しなくても欲しい情報は殆ど全てが検索出来る時代になってしまった。しかもロードショーから数ヶ月でDVDを借りて自宅に居ながらにして好きな時に好きな映画を楽しめる時代になってしまった。題名と出演者から内容を想像してナケナシのお金を叩いて映画館に足を運ぶなんて事は時代遅れ、今や出演者一覧、過去の主演作、内容は勿論結末までも何なりと指一本で検索出来る有様。余りにも簡単に各種情報が手に入るので(これは加齢する事によるものか、、)情報が頭のなかに滞在する時間が極端に短くなってしまったような気がする。いちいち覚えていなくても知りたくなったら又、指を動かすだけで良いのである。そのうち寝ながらにして映像を頭の中に再現し高性能スピーカーで直接聞き取るような映像再現法が一般的になり目で見て理解しなくても映画を脳に取り込む方法でも開発されるのではないだろうか、、。

ふと思うと昔映画館で見たものは内容は勿論、出演者が誰だったか、何処の映画館だったかもはっきりと覚えているような気がする。ところがビデオやDVDで見たものは内容が不鮮明だったりストーリー自体うろ覚えだったりタイトルさえも忘れがち、、終わりの方まで見てやっとあれこれ前に見た、、と思い出す始末である。ともあれ便利さ講じて脳細胞のアンチ活性化だけは困ったものである、、。