日本では未だ見かけないがオーストラリアでは映画用ギフト鑑賞券が一般的に出回りだして久しい。特にこのクリスマスシーズンは２０、５０、１００ドルと映画館の窓口は勿論、郵便局やスーパーにも陳列されている。購入側はあれこれ渡す本人の趣味やら好みを考えずに手軽で便利である。まあ早い話、配給会社別の収益先取り券であって一昔前のテレフォンカード（懐かしい）やビール券に相当する。普通有効期限が購入日から１年だが統計会社の分析ではそう言った先物買いの場合、その２０％は使用されずに期限切れになってしまう由、と言う事は売れれば売れるだけ配給元は２割り増しの増収が見込めるって訳じゃなかろうか、、。
この年末、嬉しいことに我が家でも５０ドルと１００ドル券を頂戴した。平均入場料（昼や週末で値段が違うし毎週火曜は半額）が１０ドルとして単独で行けばこれで１５本は見れる勘定になる。昨今めっきりと腰が重くなり以前にように毎週出掛ける事もなくなったが折角頂いた鑑賞券を無駄には出来ないので年頭からオスカー候補作品を片っ端見る予定でいる。毎年年末から年明け、３月のイースター頃まではせっせと映画館に通うのが常なのだが来年も取り合えず映画鑑賞で始まる１年になりそうだ。
この２００８年は史上最悪の一年とでも言いたくなるような公私共にヒドイ年であった、来年のこの時期にはそんな事を書かないで済むよう頑張って素晴らしい一年にしたいものである。
