”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

お勧めしたい洋画

何気なく友人、知人、赤の他人その他に“良い映画、何かない、、?”と聞かれて後日、“この間教えて貰った映画良かった、、”と言われればダレしも嬉しいものである。

家族ならその趣味や好みも一応分かっているので勧めるのは割と簡単であるが余り尋ねられた本人を知らない場合、まして全く面識もない他人の場合は困る。映画暦や年齢、果ては性別も分からないではお勧めしようがない、、。良く知恵袋でもそんな質問にぶつかる事があるがせめてどんなジャンルが好きなのか分からないとどうにもならない。無難なところではクラシック化しているような古い秀作しか思いつかないのだが幾ら良い映画でも30-40年も前のものでは何を言われるか知れたものではない。

最も近年の映画はお勧め出来るような秀作が少ないと言ったら若いファンに叱られるか、、でもハリウッドは今やリメイク全盛で、シリーズものが重宝がられ、アメコミからの転用そしてお子様向けアニメとなかなか独創的な視野から見た熟年向き傑作にお目にかからない。そうかと思うと今度は一挙に評論家諸氏が絶賛するようなものに飛躍してしまい一番多くの大枚をはたいている我々一般人が納得する映画が少ないのは残念な事だ。いっそヨーロッパ前線で探そうかと思うのだが英語圏に居住しているとこれが意外に難しい。

我が家ではFoxの映画チャンネルを引いているのだがこれとてなかなか秀作を放映してくれない。アメリカだけでも年間200本ペースで制作されているのだからもっと頻繁に数多く上映してくれても良さそうなものだ。

大枚はたいて映画館で見たものでも(事前に調べていたにも関わらず)ハズレで自分でもガックリするケースがあるのでましてや人に勧めてがっかりさせてしまうと面目丸つぶれだ。

今年は(毎年か)思いがけない映画がオスカー候補になりそうでこの時期は目が離せない。何も興行的に成功するかどうかは別ものなので気をつけていないと短期間で上映終了って事にもなるので事前に調べておく必要がある。誰にお勧めするより先に一応映画人が秀作として各部門にノミネートするんだから良いハズだと勝手に解釈している。例年作品賞候補は先ず全部、主要な賞の候補もそれなりに見歩くのが趣味なので他に特に趣味がある訳でもないおっさんにとって向こう2ヶ月は楽しい時期である。