”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

蘇った表札、、

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壁から剥がれ落ちて4日、飛び散ったタイルを見て途方に暮れたのがウソのようだ、、。遂に完成したモザイク看板。121番地、Peppertree(敷地の正面にある木、植物学上コショウボクと言うらしい)の字もくっきり不死鳥の如く蘇った、、大げさな。

前より一回り大きくなり行く場所のないタイル(モザイク)の残骸は僅か6枚程度、しかもちゃんと枠も付いて立派なものになった。夜間にはスポットライトでもあててやりたいくらいの出来だぜ。これでこの管理人の目が黒いうちは直す必要は一切ないだろう、、何処かのアホが通り掛りに悪戯でもしない限り、、。

正直なところ今回は己の限界を痛切に感じた、と言うのも最初はボンドで貼ればいいじゃないか、、それが何の事はない下地の木片が朽ちかけているし内部は蟻の巣窟、地面に落ちるのは時間の問題だったのでモザイクを丁寧に拾い集め、防水加工のされた台紙に貼る、それとて言うほどには簡単に問屋が卸さない、タイル用セメントを上手く調合しその上にデコボコにならないよう乗せていく。当然白い欠けた部分は良いのだが黒字のタイル部分は寸部の違いも許されない。表示が変わってしまっては表札にも看板にもなりゃしない、、その工程にほぼ一日費やされた。そして今度は枠組み、下塗りしたものを台紙に合わせてカット、接合、そして壁に掛ける。これがコンクリート壁なので釘やねじで留める訳には行かない、、コンクリート用ドリルで4隅に穴をあけ、ラバー状の補強芯を埋め込む、そしてドリルでねじ留め、最後にタイルの表面にメジ用のセメントを混ぜて塗り込み、更に枠に壁と同色のペンキを塗る。

肝心の管理人は呑気に高みの見物、手を汚したのは最初のモザイク合わせ程度、、後は片付け一般、でやりたくても何も出来ないと言う現実に直面したのである。古くから色々とお世話になっているT君、友人として同僚として又、良き下請けとして、、、彼がいなけりゃ管理人業は務まらないと真剣に思う毎日である。でも良かったぜ、、住人からの評判は良いし見ている人はそれなりに評価してくれる、、これが日本人魂だぜ、、やる事はちゃんとやる、しかも以前以上のものにして、、。