”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ブリスベン魂!!

我が家は市内から20kmくらい北部に離れていて近くに川が流れてもいないし住宅密集地区でもない。比較的新しい開発地域でこの7-8年に色々なタウンハウスが開発されご近所にはやれ20戸だとか44戸とかの集合住宅があり、中にはシニア専用とか賃貸だけ、或いはその逆に買わないと住めない物件が並んでいる”タウンハウス銀座”みたいなものである。
 
今回、37年振りとかの豪雨の被害が甚大で日本でもかなり報道されているようだが元は市内及び近郊地区はブリスベン川を基盤に発展している。その川が曲がりくねって外洋に出ていくのだが上流には大小のダムが3箇所、これが我ら住民の水源である。12月以降の大雨で貯水量が100%を越し已む無く放流した水が川を下って曲がりくねった場所では溢れ出した、それが今回の災害である。それじゃ何でダムから放流するんだ、、となるが仮にそれをしないでダムが溢れるままになりそれこそ水の行く場所がない、当然低地へ向かって流れ出るので被害はもっと甚大なものになってしまう。
 
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これは市内のある箇所、先ほど”クリエー・メール”と言うクイーンズランド州唯一の新聞の一面を飾った写真である。まるでお祭り騒ぎだ、、こんなに水に埋もれても陽気さを失わない、こりゃカンパイものではないだろうか。そりゃ確かに水害で全てを無くし、行方不明者も多数出ているので不謹慎なコメントだがこの陽気さをなくしたら人生そのものが意味をなくしてしまう、、。
 
これからの復旧が大変だし物価も上がる、、既にスーパーの棚からはペットボトルの水もなくなりガソリンスタンドは長蛇の列、先が思いやられるが”明日のことは明日又、考えれば”、、スカーレット・オハラの言葉が懐かしい、、我が家は一切災害は出なかったしエリーも普段どおり、、、この力強さを糧におっさんとしては珍しく”巨額”の援助金を捻出してしまった、、、これまでペット関連では毎年欠かさず寄付をしているのだが”タイガーマスク”って訳には行かないものの少しでもお役に立てれば、、一時も早く普段の生活に戻れることを祈っている。