”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

BAFTA 2012 結果発表

このシーズン、世の中の映画ファンの関心はどうもアメリカのオスカー(アカデミー賞)一辺倒なのだが、、。アチラが派手なハリウッド・スタイルの授賞式だとすると知名度では負けるし地味系だがイギリスのアカデミー賞、それが”British Academy Of Film And Television Arts”(英国アカデミー賞)である。
 
近代映画界ではイギリスもアメリカも俳優さんを初め監督、脚本家、撮影、その他全てのジャンルでの交流が盛んで実際に何処までがイギリス映画なのかアメリカ映画なのか、、本来は制作費或いはそれを出す会社の資本が何処から来ているのかで判別されるのだがアメリカのオスカーにも双方の作品が同時にノミネートされるので我々ファンにはもう何が何だか判らない状態である。
 
昨晩ロンドンで授賞式が行なわれ結果が発表された、;
 
最優秀賞作品: ザ・アーティスト
最優秀イギリス作品(アレキサンダー・コーダ賞): 裏切りのサーカス
 
主演男優賞: ジャン・ズダージェン (ザ・アーティスト)
主演女優賞: メリル・ストリープ (マーガレット・サッチャー鉄の女の涙)
 
 
最優秀監督賞(デビット・リーン賞): マイケル・ハザナビシウス (ザ・アーティスト)
脚本賞(オリジナル): ザ・アーティスト
脚本賞(原作より): 裏切りのサーカス
 
撮影賞: ザ・アーティスト
編集賞: セナ
 
と言うわけで”ザ・アーティスト”が他にも衣装、音楽も制し圧勝であった。これはトーキーでしかもモノクロ、そんなハンディがあってもオスカーでは最有力と伝えられるし見ない訳にはいかないかな、、。
 
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何処も同じだが受賞するのは時の運、年間300本以上が制作されているなかでノミネートされるには確率として5%にも満たない。勿論我々映画ファンが”良い”と思うのと業界にどっぷり浸かった人達が選ぶ作品にはかなり開きがあるのは判るしこうやって選ばれた作品が必ずしも興行的に成功するとは限らない、、むしろその逆のケースも多いのが事実である。
 
でも今年はノミネートされた作品を何処まで見れるだろうか、、因みに他に作品賞としてノミネートされたものは;
 
 
の計5本である。あと2本か、、、、もう映画館の上映が終っているものもあるが何とかなるだろうか、、。