”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ミレニアム3作”、オリジナルのスウェーデン版

”ドラゴン・タツーの女”を含むオリジナル版3作をやっと入手、合計40ドル。そもそも原作の”ミレニアム3作”を読んだのがきっかけなのだが3部作夫々上下で計6冊、それからハリウッド版映画を見て今度はどうしてもオリジナルが見たくなった、、日本じゃとっくにDVDも販売されていて多くのミステリーファンにはお馴染みなのだがオーストラリアでは有線で配信されたもののDVDがなかなか入手出来なかった。
 
デンマークに住む友人にも頼んだのだが今度は字幕がない、言語がスウェーデン語なので幾ら何でもこりゃもうおっさんの理解力は超えてしまう、、で日本で買うかと思い立ったのだがすると吹き替えか日本語の字幕、、それにリージョンコードが違う可能性が、、やはりダメか、、でやっとこさオーストラリアのDVD専門業者に行き着き字幕が英語版ってヤツを探し出した。3作まとめて買うと特別価格で40ドル、、定価が一枚19ドルなので20ドル安く買えたって事になるか。
 
イメージ 1昨晩早速その”ドラゴン~”を、スティーグ・ラーソンの原作はとても良いのだがナンか長すぎるキライがあった、それが映画版では忠実にかつ手早く映像化されていて一挙に見せてくれる。
 
かたやハリウッド版は制作費が半端じゃない、配役もそうだが音楽、舞台、ロケ地の設定や撮影まで、、かなり力が入ってたな。
 
普段映画館で流れるクレジットでは余り気にしないのだが映画制作の成否を握っていると断言出来る”Casting”と言う担当者がいる。これは単に制作者の意向に沿ってその時、その予算内で配役陣を選定する重要な部署、過程なのだがオーデションで主役を募集する場合や最初から誰それと絞って制作に入るケースもある。今回のハリウッド版は見事に原作通り、イヤそれ以上に全員がそれこそ”はまり役”だったような気がする。このリスベット嬢を演じたのはハリウッド版がルーニー・マーラ、このオリジナル版はノーミ・ラパースと言う女優さんでどちらも素晴らしい出来なのだが原作の描写に忠実、、その不可思議な性格を併せ持つのはルーニー嬢かな、、オスカーにノミネートされるだけの事はあったと思う。
 
原作のスティーグ・ラーソンは最初4部作にする構想を持っていたそうだが残念ながらこの3作を発表した後に亡くなってしまった。ハリウッド版はこれから残り二作も同じ配役で制作するそうなので楽しみなのだが”ドラゴン~”同様制作費もふんだんにかけてこれからの思いもかけない展開を映像化してくれるのだろうか、、。