”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”法と秩序”、最近のお気に入り

放映開始当初は邦題を”法と秩序”と言っていたような気がするのだがどうも最近はそのまま”ロー&オーダー”と記載されているらしい、、ローとは言っても”Low”じゃなくて”Law”なので、そう言えば”Raw”や”Row”、も全部ローマ字で書けば”ロー”か”ロゥ”だしそれに”オーダー、、”なんて付くとレストランで”オーダーが入りますよ”みたいだ、、こんな場合はやはりそのまま訳して漢字表記のほうがいいよな~、、、。
 
イメージ 1
これはそのシリーズでも”スペシャル・ビクテムズ・ユニット”(特別被害者班と言って性的な犯罪を扱う部署)だがもう10年も継続している人気番組だ。主役の女性、ベンソン刑事を演じるマリシュカ・ハーギティのママは我々往年の映画ファンには馴染み深いジェーン・マンスフィールドだ。
 
ニューヨークを舞台にした犯罪捜査もので犯人検挙まではスピーディな展開、しかしそこから今度は検察が登場して犯人との”取引き”と言うか犯罪人の権利を主張する彼ら弁護士との戦いが始まる。まあこれが見所で長きに渡って制作されてもいるのだがどうも犯人側の弁護士が”ああだこうだ”、”こりゃ違法捜査だ、、”となって来ると見ていてイラつく事もあり毎回完結の単発シリーズなのだがなかには犯人側が勝ってしまい釈放されてしまうものがある、、、この辺りは日本の犯罪捜査ものとは微妙に違う構図かも知れない。
 
最初のシリーズはそのままで”Law & Order” (90年放映開始)それからこのシリーズが作られ現在でも”Law & Order Criminal Intent” (犯罪予測)や舞台をロス・アンジェルスに移した”Law & Order Los Angeles”そして”Law & Order UK” (イギリス版)と合計5シリーズもある。
 
イメージ 2
とても全部は見ていられないのだが今、このイギリス版がすこぶる気に入っている。
 
設定はこれまでのシリーズ同様なのだが左の二人が捜査に専従する刑事さん、右の二人が日本で言う検察側の人間で犯人を告発するチームである。
 
この検察のジェームス・スティールを演じるベン・ダニエル、これが何とも”熱血検察官”で見ていて誠に歯切れが良い。思うにその英国式発音による所が大きいのだがアメリカ版のシリーズより犯人側弁護団をコテンパンにやっつけるところがスカッとするような気がする。勿論こりゃ意識されて作られているのだろうがアメリカ版より我々日本人に共感を与えるって事はアチラの民間人、イヤ、一般大衆も日本人的感覚なのかも知れない。このアシスタントをやっている若い女性、アリーシャを演じるのはフリーマ・エイギマンと言うそうでTV番組中心の女優さんらしいがとても魅力的だ。
 
ことミステリーや歴史を遡って犯罪捜査にあたるモノはイギリス製が断然面白い、、私立探偵モノや大きな組織で動くものに関してはアメリカか、、残念ながら此処オーストラリアでもこの手の犯罪捜査モノがあるのだがどうもイマイチ、、日本の犯罪捜査モノはすぐお涙だ、人情モノだもんな、、、、DVから逃れるのに相手を突き倒したら縁石にアタマをぶつけて動かなくなった、、、それを見た真犯人がおもむろに石でアタマを殴って殺害、、ってのはお得意だよ。
 
上記のシリーズにせよもう10年以上が経過している、エピソードだって100や200をくだらないだろう、そろそろネタ切れにならないのかな、、余計な心配をしてしまった。