”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画館で見る予告編

久し振りの映画館で予告編を見るのも楽しみだ。時として予告編に”溺れて”しまい”はて、今日は何の映画を見に来たんだったっけ??”、、とか”こっちを先に見たいかな?”と思ったりする。単にこりゃボケの始まりか、窓口でお金を払った途端に記憶が途切れているのかも知れない、。
 
今回はしっかりとお金を払った本編を見たくて早く終れよコマーシャル、、それに予告編も、と祈っていたのだが奇しくも予告編は両方ともリメイクだった、。
 
イメージ 1最初のはこの人、コリン・ファレル主演で2012年度版”トータル・リコール”。オリジナルはアーノルド・シュワルツネッガー氏主演で90年に制作されている。それももう22年も昔、それを今度は一連の”アンダーワールドシリーズ”で監督を務めているレン・ワイズマン、同シリーズで主演を演じる奥さんのケイト・ベッキンセールを主演女優に抜擢しCG技術を駆使するらしい、、。まあようするに”家庭版トータル・リコール”ってことかな??奥さんを何時だって”トータル・リコール”出来るって思惑があるんならこりゃ凄い発想だが、、ケイトもしっかり演じなきゃいかんぜ。
 
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SF映画としてはこのオリジナルはかなり衝撃的だった、まだシャロン・ストーンもキレイだったし、。火星を舞台にしたSFなのだが原作はフィリップ・ディックの短編小説、”追憶売ります”って邦題。
 
時代は2084年、ごく普通のブルーワーカーの主人公が電車内の広告につられて衝動的につかの間の夢を買いに店頭へ入ってしまう。、それはメモリー装置を使い、あたかも自分が現実に動き回っているような気分にさせてくれるもので彼、クエイドは火星への休暇旅行を体験する事にするのだが、、。
 
監督はポール・バーホーベンでこの映画は彼の代表作にもなったほどに斬新な映画だった、、果たして2012年度版はどうなるやら、もうストーリーは百も承知だし余程の事じゃないと我々SFファンだって今さら驚かないぞ。
 
 
 
イメージ 3その次に上映されたのがこれ、、加齢じゃない”華麗なるギャッツビー”である。原題は”The Great Gatsby”。
 
主演はデカプリオ君、もう君付けは似合わないか、。そしてお相手は新進(とは言ってももう27歳)のイギリス人女優キャリー・マリガンである。
 
原作はこりゃもう古典の範疇に入るスコット・フィッツジェラルドでもうこれまでに何回映画化されたか、4回はくだらないほどにアメリカ人はお好きな題材である。この2012年バージョンは昨年後半に此処オーストラリアで撮影が開始され監督はオージーのバズ・レーマンである。96年の”ロミオとジュリエット”でもデカプリオを主演に撮っているし今回、予告編を見る限りどうやら期待出来そうな雰囲気に仕上がっているようだが、、。
 
時代設定は1922年、ニューヨーク郊外を舞台にしたそれこそ”華麗なる時代”に苦悩するジェイ・ギャッツビーと彼を取り巻く裕福層が絡む人間模様である。
 
 
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これは1974年版、主役はロバート・レッドフォードにミア・ファーロー、この時代の豪華な舞台設定や衣装が二人にマッチしていた記憶はあるのだが、、。映画としてはどうだったのか記憶は余り残っていないな~、、間違いなく見てはいるのだが、、。
 
デカプリオは時代モノとしては過去にハワード・ヒューズエドガー・フーバーも演じている。今度はセオドア・ルーズベルトも演じる事になっているのだがその前にこのギャッツビーが大化けするかも知れないぞ、、過去の歴史的人物二人を演じてオスカーにもノミネートされたんだからこれは気合が入るだろうし三度目の正直となるかどうか、。
 
一方オーストラリア人、監督のバズ・レーマンは2008年の大作映画”オーストラリア”が期待したほどの成績でもなかったし評価もイマイチだったのでこの一作で起死回生、”ムーラン・ルージュ”ような素晴らしい映画にして欲しい、これには期待してまっせ!
 
しかし何時になってもリメイクばっかりだな、、もう新しい題材がないのかな??まあ20年周期くらいで新しい構想、新しい配役、最新CG技術で作ればそれなりに過去の作品を見ていないファンを呼べるって事は判るんだが、。
 
すると”カサブランカ”や”アラビアのロレンス”もそろそろリメイクしようかと考えている映画人がいるんだろうか??それはイヤかな、、、。