”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

誘拐の代償、、暗黒の時、、見逃せない二作品

この二本は先日の”グレイテスト・ショーマン”で始めて拝見した予告編、こりゃ両方とも見たいなぁ~、、、;

最初の一本は原題が”All The Money In The World"で監督はリドリー・スコット、、そしてこれ又、ミッシェル・ウィリアムズだ、、これってスゴいぞ、今年の”海辺のマンチェスター”からずっと秀作続き、この映画でもどうやらゴールデン・グローブの主演女優賞にノミネートされているらしい、。しかし、、まだ邦題は決定していないそうだが間違っても”オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド”何てやるなよ。配給元、もっとアタマに汗かけ、、。

イメージ 1内容は73年に実際に起こった誘拐事件、石油王ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・フラマー)の孫が周到な計画によって拉致された実話に基づいている。そんな内容なのでまさに”誘拐の掟”なんだがこの邦題はもう一昨年使われている、、かと言って”世界中の金”をそのまま転化する訳にもいかんし何か独創的な発想を、、。

孫を誘拐されたお爺ちゃん、当時テレビでも大きく報道されたが世界一の富豪と言われたゲティ家の当主、何と身代金を一切払おうとしなかったのだ。これは最近のアメリカがテロに対するケースと同じで取引には一切応じない、さもなくば他の直系、繋がりのある家族の誰もが誘拐の対象になってしまう、それを阻止したいと言う考えの表れである。そして母親がミッシェル・ウィリアムズだ、、お爺ちゃん、ご主人やら警察との狭間で何とか無事に息子を取り戻したい、、そんな映画である。

従って”世界中の金”と原題はなっているがそのタイトルの裏には”世界にどれだけ金があってもビタ一文払う積もりはない”と言うものだ。その辺りを検証せずに単純にカタカナしたらオレは見に行かないぞ。まあ原題のままで行きますが、、(´▽`)。

イメージ 2そしてもう一本、、此方は”Darkest Hour"(17年)、まあ”暗黒の時間”なんだが邦題は、、”ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男”とこりゃ又、ご丁寧に内容までタイトルにしちまった、、これはモロネタバレじゃないのかい?

この特殊メイクを施したのがゲイリー・オールドマン、、僅か数分の予告編だがチャーチルを演じているのが彼、これはもう彼の為の彼の映画と言っても過言ではないような、、それ程にパワフルな役柄だった。案の定、既にゴールデン・グローブでは主演男優にノミネートされているし此処はもうイギリスのアカデミー賞(BAFTA)
も含め完全に賞狙いか??

いや~、、新年早々忙しくなるぞ、、余り調子こいて映画館ばかり行っているとしっぺ返しが来るからなぁ~、、まあその辺は適当に、。