”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”プリンセス・カイウラニ”

特にお正月だから見たい映画、、ってのもないのだが大晦日はしこたま飲んで元旦は流石に8時まで起きられなかった、、そりゃ寝たのが2時だから幾ら眠りの浅いジジイでも無理はない、、しっかりプール掃除をして残ったお酒を汗で吹き飛ばしてから見始めた映画がこれ、”プリンセス・カイウラニ”、アニメなら見ないと思ったのだが実話を基にしたの実写映画だった。
 
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1875年に生まれたハワイ王国の王女さまで本名を;
ヴィクトリア・カウェキウ・ルナリオ・カラニヌイアヒラパラパ・カイウラニ・クレゴーンと言うそうだ、。
 
やはり事実とかそれを基にした映画化と言うのは気になる、この王女様の存在は知っていたのだが何にどう貢献してプリンセスとしてハワイの人達に慕われたのか、、最後まで寝ぼけず見てしまった2013年最初の一本である。
 
端的にウィキから転載すると、、;
1889年から、カラカウア王の指示でイギリスに留学[1]。留学中にカラカウアは死去し、叔母のリリウオカラニから王位継承権第1位を指名される[1]1893年にクーデターが起こってハワイ王国が滅亡すると、英国留学中だったカイウラニは渡米してクーデターの不当性を訴える。グロバー・クリーブランドアメリカ大統領との面談に成功し、徹底調査する約束を取り付ける。
 
と言う事なのだが物語りはアメリカとイギリスに挟まれて分断しかけたハワイをこのプリンセス・カイウラニの尽力でアメリカ大統領との会談に成功、しかも”ハワイ人”にも選挙権を持たせるべく議会へ働きかける、、残念な事にそんなハワイに尽力したにも関わらず23歳の若さで亡くなってしまう、、そう悲劇のプリンセズのお話であった。
 
写真は実物だがこのプリンセスを今や売れっ子のキュリアンカ・キルチャーと言う女優さんが演じている。映画は”ナイストライ”の一言、どうも背景描写がそんなにも複雑じゃないのに複雑っぽくし立ててあり脚本がそれについて行けない、、、従って見る側は”おー”と膝を乗り出すのだがその肝心の膝を叩けない、、挙げた右手を何処に降ろそうか、、そんな感じで消化不良っぽい、さては昨晩の酒がまだ残っているのか、、と思わせられた。
 
題材、設定、そして舞台は魅惑のハワイとくりゃ申し分のない企画なんだがな~、、、監督が凝りすぎたって訳じゃないのだが(全然凝ってないし、、)折角のハワイらしさが出て来ない、そりゃ時代は1870年後半だからまだ”ブルー・ハワイ”や”ハワイアン・ウェディング・ソング”も出来てないんだが、、。