”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

灼熱が一転、豪雨地獄へ、

長い夏休みももう今週で終わり、ガキどもは”楽しい学校”へ、そして新学期が始まる。小学生はピッカピッカの制服で不安と期待と希望一杯の学校生活を迎えるのだが、、オーストラリアデイと重なったその夏、最後の土、日、月曜の3連休トンでもない状況に。
 
25日、金曜日の午後から雨模様、これで少しは暑さから逃れられるか、、と雨を期待したのだがそれから何と連続72時間もの集中豪雨、遂に2年前の記録を更新、街や市街地はこんな状態に、、;
 
 
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マックへも行かれず佇む家族連れ、至るところ道路の低くなった部分はこんな状態で通行禁止に、兎に角ブリスベンは東に海、市内を大きく蛇行してブリスベン川が流れている、それが満潮時と重なるとすぐに4-5mは水位が上昇してしまいこんな事に、、。2年前はこれにダムからの放流が重なってそりゃもう市内から住宅街から大変な事になった、、今回は前回のてつを踏まないようにダムから一気に放流する事はなかったのだが、、。
 
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こうして道路脇には水位を測る表示があって実際にどの程度水が溢れているのかが判るのだが何処の世界にもこんな表示を無視して、イヤ面白がってワザと突っ込むバカがいる、、それを救助するのに今度はヘリコプターの出動だ、。そんな場面がテレビでも繰り返し放映されている。
 
今回もカヤック・レースを敢行して転覆、救助活動とか、、市長さんは絶対に無用な外出は控えるように言っているんだが、。
 
 
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これもそんな連中だ、、”そんなに水位があるとは思わなかった、、”との談話だが水に車が浮いてしまいどうにならない状態。何でこんな場所へ突っ込んで行くのやら、、もうこりゃ同情の余地なし。
 
実際に濁流に流されたり住居から避難を余儀なくされた人達が可哀相だ。今も停電が続き市内では厳しい避難所生活を強いられている家族もいる。
 
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近所の商店街だが小売店も水に浸かりとても営業は出来ない、、第一人が来れないし、。車の通行も限られているのでお店の経営者も不在、その前に自宅のほうが心配で、、。
 
雨さえ止めば水位も下がるのだがそれが何時になるのやら、、予報では月曜一杯同じ状況で部分的にはまだ集中豪雨が続くらしい、それに風が強くて歩くのも大変なくらい、、。
 
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これは我が家から車で5分くらいの場所にある公園、普段は犬の散歩やジョッギングをする人達、それにバーベキューを楽しむ人達で賑わうのだが、特にこの週末は此処へ出掛けて一家団欒の予定を立てていた人達も多かった筈だがこれじゃもう”ウォーター・公園”状態で人影もない、、。
 
ウチの敷地の裏もこんな状態で一時は水位が恐ろしく高くない管理人は眠れない一夜を過ごした、。
 
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住宅街を濁流が下って行く、、これは大きなバス通りなのだがバスも運休で人っ子一人いない、。
 
土曜日は休む間もなく住人4人からたて続けに電話、”アンタ、ウチは大丈夫だろうね?”とか”裏の公園の水位が異常に高いよ、、”とか”土嚢を手配したか?”とか、、そんな事は管理人の契約書には書いてないぞ!!とは言っても相手はじいさんばあさん、、”2年前に2週間以上も振り続けた豪雨を覚えてますよね?”、、”あの時に比較したら今回の雨は量も少ないし、裏の公園だってまだ2週間降り続けても7mも水位に余裕があるので大丈夫です”、、と言い聞かす。
 
そうは言っても連日連夜、土砂降りのなか防水用具を着けて見回りに、、、尤も住人を見回るのじゃなくて”ママ・ダック”の様子を確かめに、、ママは相変わらずしっかりと卵に上に乗っかって必死に豪雨に耐えている。これがやはりまだ見ぬ我が子を守るママの姿なんだ、、、、、互いの目が合って思わず見惚れてしまった。ママもワタシが傍まで行っても振り向きはするが逃げない。食パンの切れっぱしをちぎってしっかりと卵を守っている傍にそっと置いてやる。その瞬間は逃げる気配を見せたが又、その定位置へ、今朝見回りに行ったら置いてやったパンくずが無くなっているので食べたのかな、、、。傘を差してやろうかとも思ったが風が強くて横殴りの雨には対応出来ないしまさかシートを被せる訳にもいくまい、暫らくは雨風に耐えて貰うしかないだろう。頑張れよ!。