”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

スペインの鬼才、ペドロ監督

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このヨーロッパの国旗+このおっさん、そこへこの女優さんを上手い具合に掛け合わせる、、;
 
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すると名作のオンパレードになる。”オール・アバウト・マイ・マザー”(88年)、”ボルベール/帰郷”(06年)それから”抱擁のかけら”(09年)、、おっさんは監督のペドロ・アルモドバルで一連の作品に出ているのがスペイン映画界の一番人気、ペネロペ・クルスだ。
 
”ボルベール/帰郷”ではギターの伴奏で主題歌を歌うシーン、これはYoutubeでも7桁の再生数を誇るとか、、この場面だけを見たのでは歌うまでの経緯が判らなくて通しで映画を見た時とは印象が全く違うものなのだが、、この映画のハイライトとも言えるペネロペ嬢が感情豊かに歌い上げる素晴らしいシーンである。
 
 
 
 
 
このペドロ監督、女優さんの魅力を十二分に引き出す事でも有名だが脚本も手掛けていてそれが何時もミステリアス仕立て、一見何もないようで何かが隠されているような雰囲気作りが実に巧い。本格派ミステリーじゃないのでどんでん返しとは言えないが一筋縄では終らない。
 
先の”オール・アバウト・マイ・マザー”ではオスカーやイギリスのBAFTAでも外国語映画賞を受賞しているしその出来はアメリカやヨーロッパでも実証済みである。そしてこの”抱擁のかけら”、、2010年には又、BAFTAでは外国語映画賞を受賞、さらにカンヌやゴールデン・グローブでもノミネートされたり受賞したりと世界の映画祭を軒並み制覇する快挙である。
 
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2008年のマドリード。かつて映画監督として活躍していたマテオ・ブランコは、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名乗って脚本家となり、当時の記憶を封印して違う人生を生きていた。そんなある日、ライ・Xと名乗る男がハリーの前に現われ、自分が監督する映画の脚本を執筆してほしいと持ちかける。やがて、男が自分の封印した記憶に深く関わっていることに気づくハリー。それは、甘美な恋と激しい嫉妬、恐ろしい裏切りに満ちた愛の物語だった──。1994年、新進監督だったマテオは、オーディションに現われた美女レナに一瞬で恋に落ちる。しかし、彼女は富豪エルネストの愛人だった。2人の関係を疑うエルネストは、映画の出資を申し出る一方で、息子のJr.を監視役として送り込むのだったが…。
<allcinema>
 
 
 
この映画ではレナの役をそれそこ体当たり演技で見せてくれる。このペネ嬢も色々あったんだが昨年ハビエル・バルデムと結婚、39歳の働き盛りである。アメリカでも人気が高いがハリウッドよりマドリッドが好きとかで行ったり来たりの生活らしい、。
 
スペインは何となく食生活が日本人に近いような感じがする。食材だって魚介類が多いと聞くし、パエリアのように主食もお米だ、ワインも美味いしねいちゃんもキレイだし、、気候も良いとか、物価はまさかオーストラリアみたいな事はないだろう、、言葉も日本人には比較的発音がし易いし単語も覚え易いと聞くのだが、、ちょっと遠いな~、。