09年の10月にこのタウンハウス、総戸数32戸の集合住宅に引っ越して来たのでこれで丁度4年が経過した事になる。最初は管理人などトンでもないと思っていたのだがトントン拍子に話が進み、銀行からの借り入れもスムース、権利の売買も多少ゴタゴタはあったがまずは順調、借り入れに対する収支を計算すると7年はやらないと”管理人権利費用”の元が取れないと言う予測だったのでこれで計算上、半分を無事通過したと言う事か、。
これは毎年の事なのだがその管理人業を始めたのが10月とあって各種手続きの更新が10-11月に重なってやって来る。先ずは管理人のライセンス、、これは州政府にお墨付きを貰わないといかんので毎年600ドルなにがしかを払って免許を更新する。それに伴い無犯罪者証明、更には会計年度の収支報告、これはちゃんと会計監査の資格を持つ会計士に監査を受けないとならんのでこれだけで軽く諸経費が1000ドルを越す。
そして今度は管理人用業務保険の更新、これは作業中に通り掛かりの住人が怪我をしたとか私が置いた芝刈り機にけつまずいて怪我をしたとか、切り落としたヤシの木の枝が住人を直撃したとかの場合の保険でその補償額は約1億円、自分が怪我をした場合には適応されないのが悔しい、、、、管理人規約上この保険に加入していないと罰則があるらしいのでこれも毎年色々な書類を提出して審査を受ける、、。
そんな事を色々手掛けながら通常の業務、、、もう暑い、、日中は32度だと、、、従って朝一の涼しい時間にノコノコと起き出し敷地内をうろうろ、、しかし音の出る作業は8時以降となっているので芝刈り機の始動は8時スタート、、今朝の仕事ぶりは、、;
これは狭いまさに”エリーの額”のような我が家の裏庭なのだがもう3週間くらいほったらかし、、、エリーの足が埋もれてしまうのでそろそろ刈ってやるかな、、で最初にトリマーで芝がコンクリート面にはみ出ている箇所をキレイに切り揃えて行く、そしてホンダの芝刈り機が登場、で全工程10分後にはこんな感じに、、、;
最初の頃はトリマーや芝刈り機を始動させるだけで20分以上かかっていた事を思うとウソのようだ、。実際に芝刈り機を動かしている時間は僅か3分程度で行ったり来たりを3回もすれば終わっちまう、。
まあこれがビフォー&アフターって感じかな。でも天候のなせる業か2週間もすると又、刈らないといかん、、いっそ人工芝にしてやろうかと色々検討したのだがその費用が半端じゃない、、それにエリーは人口芝じゃ可哀そうだし、、、まあ自然のままにして置くか、、。
そして次に取り掛かったのは来客用駐車場の線引き、、敷地内にはあっちこっちとあるのだがタマに二台分の駐車場のど真ん中に停めるアホがいる、、、そこでちゃんと二台分だぜ、、と判るようにした。
これが二台分余裕であるのだが仕切りがないビフォーの来客用駐車場、線を引くので計測したら何と横幅が7メートルもあるぜ、、、日本じゃ考えられない。軽なら3台分になるんじゃないだろうか、、奥行きだって8メートル以上あるのでどんなにオージーの運転下手糞でも充分だろう。
たったこれだけの事なのだがこれが結構大変だ、、、まずテーピングして真っ直ぐな線を、、その前に左右同じ広さにすべくやるのだが左右から丁度3メートルを計測、、しかし右側は石を積んだ庭になっていて計測すると微妙に幅が違う、、最初はこっちも横着を決めスプレー缶でやったのだがそんなモンじゃダメと判り今回はちゃんと缶入りのペンキを調達して来た。それに地面がアスファルトじゃなくて”小石”を敷き詰めた感じに仕上げられていてペンキが上手く乗らないしどうしても隙間が出来てしまう、、。
第一デコボコなのでこのマスキング・テープもちゃんと貼れないし細かい砂やゴミがある、それを丁寧に地面に這いつくばって掃きながらの作業、、乾くのを待ってマスキング・テープはそのままで他の箇所を塗り直して戻ってみるとこの業者のバンが留まっている、、ヤバ、、、未だ乾いてない線を踏んでタイヤの後が付いているのではと慌てて戻ってみると業者のおっちゃんが”踏みそこなったぜ、、”と笑ってやがる、、、。良かったぜ、、本当はこんな時の為にちゃんと”作業中”とかの看板を掲げていないといかんのだが、、。
そしてコイツが最近プール際で睨みを利かせているフクロウの置物クン。プラスチック製で中には小石を入れてある。コイツのお陰か向こうは時期が来て去って行っただけなのかは不明だがカモが飛来して来ないように見張っている。しかし毎日あっちこっちへと動かすのが面倒だよ、、。
このプールの水面や底に落ちている葉っぱやゴミを網ですくって気が付くともう12時、、実に時間の経過が早い、。
朝の涼しい時間から始めてもうこれだ、、一番暑くなる時間は野外作業は避けている、、こんな暑い時節の作業中に熱中症じゃこのフクロウにも笑われるぜ、、。”生涯現役”とは良く言ったものだ、、”そんな事はオレにはまず無理だろう”と言っていたのは何時だったか、、自分がその立場になってみても”オレは違う”とゴネているような気分だ。
山々の景色が素晴らしいこの季節の日本、、温泉に入って美味しいものを食べて旨い酒を飲む、、やりたい行きたいと思いながらもう5年以上が経過してしまった、、なかなか書けない理由もあるにはあるのだが休みは取れない管理人、それにエリーもいるし、、、それを言い訳にしている。