”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

一般市民と政治家の年金支給額

今朝のブリスベン大衆紙、何時もこの手の比較は素通りするのだが今日は何故か”ウーン、”と唸ってしまった。キャプションでは”貴方が70歳まで働かなくてはならないとしてその時、政治家は幾ら貰えるでしょう?”
 
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この右にあるグラフ、一般市民の”アベレージ・ジョー”と”トレジャー(財務大臣)・ジョー”の年収と将来貰えるであろう年金予想額である。
 
財務大臣は現在の年収が3658万円、今後同じ役職に4年間在籍するとしてその年金支給額は2744万円。即ち全てがごく平均的な勤労労働者の10倍と言うことである。まあ10分の一としても年額270万円も貰えるならあくせく40年近くも働いた日本のサラリーマン諸氏より断然多いのだが、、これにも余計ガックリする、、。
 
しかし上には上がいる、、首相は年収5073千万円にして年金支給額が何と3805千万円。こりゃたまげた、、って言う事は日本はもっと凄いんだろうか??
 
今期議会に提出され承認される予定の年間予算に詳細が記されているらしいがオージーの当事者たちは一体これを読んでどんな感想を持つのやら、、我々は選挙権もない”部外者”だがこれじゃ70歳まで働いてもまだお話にもならないよ、、。収入が良いって事は大昔から判っている事だしそれがのぞみならそれを目指して勉強なりすりゃ良かったんだ、、それもせずに今頃こんな数字を見て自分を哀れんでも取り返しはつかん、。そう思って斜めに構えて読み始めたのだが、、オーストラリアでもこんなに格差があると言う現実に再度がっくり。
 
仮に一般人がこの通りだとすると平均的年収が350~400万円、オーストラリアのシステムは支払われる給与の5%だったかを雇用者側と雇われる側が折半して”年金支給”を前提に機構へ積立をする。確か60~65歳から貰えるようになるのだがあくまでもこれは自分で積立た”お金”を払い戻して貰うシステム、それが一括でも良くそれをまた個人が色々な方法で運用に回すシステムになっている。
 
それにしても20年だか払い続けて将来年間270万円も貰えるのなら結構優雅じゃないかい??そりゃその10倍も貰える政治家は次元が違うのだが、、それを今度は3%くらいの利回りで回していけば幾ら使っても元本が減らないぞ、、。こんな事を書いていたらすっかりブルーになっちまった、、、これじゃあっしは70歳どころか80歳まで管理人を続けるっきゃないのか???今夜はやけ酒だぁ~、、。