”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

オージー流養護施設

これは以前から知ってはいたのだが何となく知りたくない、、みたいな内の声があり見て見ぬフリを決め込んでいた。それが避けて通れぬ事態になり昨日じっくりお見舞いに行きながら実態を検証させて貰った。

オージーとて団塊の世代イメージ 1が多い(幸い日本と違って全人口に占める率は俄然低い)、子供が親と住むと言う習慣が極端に少ないせいなのか老後の親の面倒を見る為に引き取るとか嫁さんがこき使われるケースは殆んどないようだ。なので”リタイアメント”住宅と言うのが最初の選択肢、これは55歳以上を入居条件にしている所もあるしシニア料金適用で家賃や購入費も廉価な場合が多い、。

イメージ 2無論この場合は健康寿命をエンジョイしている住人が中心で”リタイアメント・ビレッジ”とか呼ばれても基本的には全部自分でやる。夫婦で入居も可能だし施設によっては買い物用に小型バスを運行してくれたり、美容師の訪問があったりと普通の生活にチョイと便利さがプラスアルファで付いて来るのが一般的だ。

それから今度は”もう一人じゃ食事の準備もままならない、、”ってケースからこの養護施設、或いは介護付き施設にグレードアップして行く、、この場合は敷地内に各棟が上手く配置されており介護が必要なレベルに応じて3~5段階くらいで適切なサービスを受けられる。此処まで来ると圧倒的にオーストラリアでもお婆ちゃんが多いのだ、、やはり万国共通なのか昨日拝見した施設も女性が80%とか聞いた、、。

イメージ 3総体的にこの3~4レベルでは自分で食堂へ出向き食事が出来る事が条件で朝、昼、晩メシ、、それに朝と昼過ぎのティー(おやつ)さらにサパーと言うのが準備されておりクッキー、ビスケット、、紅茶かコーヒーがセットのようだ。



今回”見学”させて貰った施設は敷地内が5つの建物に分かれており夫々に50室程度の個室がある。建物毎に食堂や談笑ルームも完備、ナースや専従のお医者さんも待機していた。個室にはトイレ、シャワー、それに小型だが冷蔵庫も完備しているので何の不自由なく生活が出来る。しかも洗濯物はちゃんと係員が回収してくれ洗濯後にちゃんと戻してくれる、、と言うホテル並のサービスだった。

気になったのがやはり金額だがこれは入居者の収入に応じて徴収されるようだ。即ち皆さん公的年金なり、政府支給の老齢年金がその収入源でそれに応じて請求され引き落とされる由、これが例えば日本から年金支給されている場合でも問題ないとの回答で此方は二週間毎の支払い、日本からは二ヶ月毎の年金支給、と為替の変動にも対処してくれるそうな、、これは心強いかな?

うん、終の棲家としてこれはブランBかな?でも聞いたら日本食はあり得ないしテレビでも日本のドラマは見れない、、それに映画館だって近くにないらしい、。家内もいなくなり一人になったらこれも選択肢、、イヤ待てよ、アッチが残るケースが圧倒的に多いんだった。ならばやはり此処はあっちの声を重視しようか、。