”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

余生を快適に暮らせる国

おお~、、これは興味があるじゃん、、とMSNの先日の記事へ、、。

「余生を快適に暮らせる国・地域ランキング」が発表され、日本は42位に選ばれた。トップ3のニュージーランド、オーストラリア、スイスを含め、上位国は広大な自然と生活の質の高さが高評価につながった。

とまあこんな出だしなんだが、ランキングはアメリカの情報誌サイトで実施され世界から2万人以上が対象、45歳以上の高額所得者から回答を得た結果と記述されていた。その評価基準は、、気候、生活費、税制、保険制度、親しみやすさ、財産権、住みたいと思える国か、、、等の7項目で評価がつけられたようだが、、。

っで肝心の日本はと言うと、これが42位に甘んじている、、それってアジア諸国では殆ど最下位だそうな、、参ったなこりゃ。こっちはこれから日本を目指すか、と悩んでいるのにオーストラリアの2位からオレは一気に42位を狙っているって事になるんじゃないのか?


10位 イタリア
6位 カナダ
4位 スペイン
3位 スイス
2位 オーストラリア


これがベストテンなんだがこりゃもう完全に”英語圏”の人達の反応だろう。アジア諸国ではタイ、フィリッピン、マレーシアがトップ30入りを果たしているようだが一様に物価の手軽さで評価されており安全性とかではさほど高い評価を得てない。日本については経済の安定性、政治情勢、保険制度などでは高得点だが何と言っても物価の高さがネックになっている。なのでこの記事を転載された筆者も”かなりの蓄えがないと厳しい”と書かれている。

それと同様に敢えて書かせて貰うが近年のオーストラリアの物価高、コイツを皆さん選んだ人達は忘れているんじゃなかろうか?それとも無視?兎に角、実に高いのだ、。住宅にしてもシドニーメルボルンの都会はこのブリスベンの上を行く、そしてそのブリスベンだってうちのような集合住宅で築14年経過してても40万ドルもするのだ(90円換算すると3600万円だぞ)、それが極く普通、、、何せマックの時給が20ドルを越している現実をどう見るんだ?

そんな状況なので決して日本は全てに高すぎるって事にはならない。従って”余生”(この言葉はシニアの老後というよりもっと先の時代に思える)にかかる経費はオーストラリアの場合信じらない程に高額になるのだ。

しかし現実的な事から行けばこの様なランキングがあっても実際には何処の国だってそんなに簡単には”滞在ビザ”が降りないのだ。そりゃ観光目的なら誰しも3ヶ月は普通、それを延長して半年は滞在出来る。それを行ったり来たりして更新するのも方法かも知れないがそれじゃ”居住者”として認めて貰えない、、即ち住む場所だってロクに確保出来ず幾ら素晴らしい医療保険制度があったとして適応なんかしてくれないのだ。なのでこんなランキングはまさに”絵に書いた餅”なんである。

それに気づいたらなんじゃこんなモノ、、やっぱり42位だろうが我が家にはそれが終の棲家なのさ、、と開き直っている。しかしこの記事で指摘される前から判っちゃいるが金は掛かるよなぁ~、、。

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我らの場合、先ず住処がないのだ、、って事は先ず場所の選定、そして賃貸か購入か?こんなジジイがオイそれとは簡単に賃貸は出来ないだろうしましてや住宅ローン等は論外だろう。

まあ住民票は”日本へ帰って来ましたよ”と言えばその瞬間から国籍を持つ日本人として認めて貰えるのだが、、。

その肝心な住む場所を決めてからじゃないとその先へは進めない、、これはもう映画じゃないが”ジュマンジ”の現代版ってヤツでサイコロを振って出た数字に沿って進むっきゃないのだろう。或いは、、このままランキング2位をエンジョイするか?

この記事じゃ全然触れてないのだが”老後の生活”と言ってもそりゃ年金なりを頂ける立場になった場合、それが何処の国から支給されるのかそれをどうやって住むと決めた国の通貨に換金して生活費とするのか、、、これってかなり大切な事だ。もうこれが一番の決め手と言ってもおかしくない。我が家の場合はそれを考慮するとやっぱり日本に住むってのが最善の方法なんだが、、。さて”プランB”、、或いは”どんでん返し”、”ウルトラ仰天プラン”も考えておいた方が良いのか??