”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

名画座が眼科専門座へ、、

昨日は網膜剥離、術後の経過を見て貰うために眼科専門病院へ、、又、レーザー治療とかをやられるのかな、、と多少心配ではあったのだが、。イメージ 1
 
これが待合室、、綺麗なもんです。でも周りを見回すと患者さんはお年寄りばっかりだ、、無論こっちもその一員なのだが、、。事前にアポイントを取る方式で掛かりつけのお医者さんからの紹介状がいるのだが割と時間は正確で診察してくれる。
 
奥には行きたくもない手術室があり入院施設はないようだが眼に関する事は全て解決出来るそうな、、専門医も8-9人いるしブリスベン市内でもかなり大掛かりな診療所らしい。
 
爺さんになるとどうしても約束の時間にも早め早めとなる、これは元からの性格なのか加齢と共に備わって来るせっかちさなのか??そんなで約束の10分以上も前にこの待合室へ、、。
 
そう言えばこの診療所、実はその昔は”Dawn”と言う個人経営の名画座だった。正面玄関を入ると窓口におばちゃんが座っていて内部が二手に別れ細長い映画館が二館あったんだ、、ブリスベンでも有名な”小屋”で確か5ドル程度で見れたような、、その後代替わりもあったのだろうが映画館を売却する事になり新聞紙上でもこんな独立系名画座がなくなるのは寂しい、と言われ嘆願書まで提出された記憶がある。
 
イメージ 2このスケッチは完成したらこんなになりますよ、、と言う予想図だったんだと思うが現在の診療所景観図だ。
 
大通りに面していて裏には大きな駐車場も完備、まあ最終的には映画館より眼科専門医が集まる診療所設立の方が住人に対する受も良いし希望に叶ったと言う事か、、。
 
この数百メートル左には歯医者さんが集まる診療所、それに大型ショッピング・センター、、更には総合病院もあり我が家からもクルマで僅か7-8分の距離だ。この一帯をグルグル回っているだけでどんな病気にも対処して貰えるって事になるのか、、。
イメージ 3
 
その待合室で思い出したのがコレ、、その”ドーン”と言う名画座で最後に見た映画だ。2000年の公開だったが確か夏でめっちゃ暑い日、こりゃ堪らんとばかり嫌がる家内を引きずって駆けつけた、此処なら冷房も完備しているだろうと思いきや、、何故か冷房機器が故障中とかでスクリーンの隣に観客向けに大型扇風機が置いてありそれがブンブン回っていたっけ、、そんな懐かしい名画座だった。
 
映画はクリント・イーストウッドトミー・リー・ジョーンズドナルド・サザーランド、そしてジェームス・ガーナーと還暦を過ぎた元宇宙飛行士たちが招集され再度宇宙へ飛び出して行くという映画だったのだが、、上映中幾ら扇風機があっても暑くてどうにも集中出来なかった。
 
そんな事を思い出していると受付からのお呼びで現実へ、、又、たっぷりと目薬を3-4種類も挿され瞳孔がガーンと広がっていく、、先生も慎重に”ハイ、あっち向いて、、””こっち向いて”、、検査すること20分余り、診療しながら自分の携帯電話に診療結果を吹き込んで行く、、こりゃ手っ取り早いな、これをタイプで文章にしてカルテにくっつけるんだ、、。”ハイ、終わりですよ”、、”大丈夫だね、ちゃんと前回手術した箇所は塞がっているし異状もない”、、、やれやれ、、だよ。”でも又、用心の為に半年後に来てください”、、、オイオイ一度捕まえた患者はもう絶対に離さないってか??
そうは言ってもやはりお医者さんに言われりゃ”ハイ”と頷くっきゃないだろう。ああ良かったよ、、で受付へ”ハイ、今日の診療費は130ドルですよ~、、三分の一は保険で補填されますからね、、”その後にそのおばちゃん曰く”年を取るにもお金が掛かるのよ!”、、うわ~、、参った、オレが言おうとした事を、一本取られたぜ、。
 
こうして診療所から”スペース・カウボーイズ”に想いを馳せて最後は現実に戻って130ドル、、映画館は5ドルだったのに、、とスゴスゴ帰って参りました。もう瞳孔が広がったままなので運転は無理でしたが、、、。
 
 
 
 
 
 
 
 
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