”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

街一番のミートパイ

どうも我々日本人には馴染みが薄いのだがほぼ100%のオージーには人気のスナック、、と言うか昼、晩メシにもなる万能食だ。
 
イメージ 1そしてコレが今朝、クリエーメールと言う日刊紙で発表されたランキングNo.1、ブリスベンで一番美味しいとされるミートパイである。大きさは直径10cm程度で厚さが3~4cmはあるだろうか、、値段はピンキリだが4.5ドル程度から10ドル程度まである。
 
確かに牛肉がこれでもかという程に詰まっていてボリューム感一杯、これとスープかサラダがあれば充分食事になる。
 
このランキングで一位を獲得したお店は”ジョセリン”と言ってフランス系のお店、他にもバゲットやケーキも売っていてそれなりのお味だ。おっさんが思わず笑っちゃうのはそのお店の経営方針、、売り場のお嬢さん達がフランス語でお客さんに対応する事だ。そんなにフランス人がいる街でもないのだが留学生とかフランス語に堪能な人間を優先的に雇っているのだろうか、、店舗に入ると”ボンジュール、、ペラペラ、、ペラ”と話しかけられる。最も回転寿司屋に入ると何処でも”っらいませ!!”と迎えられるのでそれと同じ事か???
 
イメージ 2こっちのミートパイはランキングで6位に入賞したお店のパイ。4.5ドルで”ヤコブのお店”と言うごく近所にあるお店だ。コレも肉沢山でマッシュルームやらトマトやら色々なバージョンがある。タマに食べたくなり立ち寄るのだがこれ一個じゃチト物足りないかな?ソーセージロールと言うパイ地でひき肉を丸めたものもあるが両方食べると”肉肉しくなる”(憎々しい)、、。
 
このブリスベン市、既に人口は100万を越しクイーンズランド州では一番の都会、オーストラリア全体から行くとシドニーメルボルンが夫々450万程度、、ブリスベンが第三位の都市、なのだが自宅から半径20kmを見渡してみてもちゃんと席に着いてメニューがあってオーダーを取りに来てくれるレストランが極端に少ない。ショッピング・センターのフードコートやらファースト・フード店は幾らでもあるのだがちゃんと座って食べる店がびっくりするほど少ない。昼間も営業しているところはもう片手で数えられるくらい、、これがシドニーメルボルンのように400万人超えの都会との違いだろうか??そんな食生活の”貧しさ”がこんなミートパイ文化を押し上げているのだろうか??
 
映画に良く出て来るアメリカ風のダイナー、、何処の街にも必ず出て来るがあんなお店はブリスベンには皆無だ、その昔、市内に一軒あったのだがすぐに無くなってしまった。これは多分にチップのない文化では飲食店が育たないと言う好例ではないのかと内心では思っている。100万程度の都市では高い時給を払って単価の低い料理は提供出来ない、、と言う理由から回転寿司や持ち帰り専門店が流行るのではないだろうか。要するに料理人がちゃんと調理するモノより廉価で冷凍保存が利きアルバイトの社員が簡単に調理出来る料理がもてはやされる、、と言うのが結論である。
 
残念ながら日本食が幾ら流行っているとは言っても(回転寿司が主流)とんかつ屋、寿司屋、蕎麦屋やラーメン屋などが夫々に独立した店舗を構える事は我々の目が黒いうちはないだろう。
 
 
さてそんな事を書いていたらそろそろ今日の昼メシを決めないと、、昨日はサンドウィッチだったから今日は違うものが良い、オージーなら多分昨日は”ハム&チーズ”だったから今日は”ターキー”で良いかな?と言う感じになる、、そりゃサンドウィッチだってパンの種類やトーストか生かで色々なバージョンが楽しめるが所詮サンドウィッチはパンに具を挟むものだ、、。日本風ならおにぎりの具さえ変えれば毎日でも、、と同じ論法か??晩メシだってそりゃ残り物を翌日の昼に食べる事はあるが毎晩同じモノは遠慮したい。とは言ってもこのミートパイは、、今日は食べたくないし、、我が家は昨晩サンマの塩焼きだったので残り物はないし、、さて困ったぞ。
 
 
 
 
 
 
 
 
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