先月、東京は銀座の街中で”こりゃ、暑いなぁ~、、”と呻いていたのが嘘のようだ。fpdさんと有楽町で落ち合いピザを食べにイタリアンへ入ったのだが其処でも”暑いですね”の連発、額に汗してピザを頬張っていた。それから丁度4週間と1日、ブリスベンは一応冬に分類される8月が終わり、春先となる9月に突入だぁ~。
ふと気が付くとこの4週間は一体ナニをしてたのやら、、まあ管理人職としては色々あったが現在は平穏無事、家賃を滞納したりうるさいヤツもいないのが幸いだ。何時までもこの状態が続いて欲しいのだが、、こんな事を書くといきなり試練が襲ってくる、くわばらくわばら、。
僅か5泊6日の東京滞在で全食外食だった反動か帰ってからは一度も外食はしていない、、マック、ケンタ、サブちゃんなどのファーストフードさえにも行ってない。これは私として記録かも、、それにつけても思うのはブリスベンの食の乏しさ、、各種レストランはあるのだが材料を買ってくればメニューの20%くらいで出来る料理ばっかりの現状じゃ何処へ行く気も起こらん、。
コレは芝の大門近くに古くからある中国料理店の売り物、小龍包である。熱いスープに包まれた”肉まんじゅう”なのだがこれに生姜を乗せてしょう油を垂らし口元へ、、これは絶品である。
中華の場合は大人数じゃないと色々食べれない、、今回も残念乍二人っきりだったのでこれにビール、そしてあとお勧め料理を2品取ったら満腹でした。
このお店、実は高校時代の友人が都内で営業している。兄ちゃんが同級生で別の店を経営、弟が両親から引き継いだこの店を切り盛りしていて兄ちゃんの店より弟の店へ行くケースが多いのだが、、やはり何年経過してもその味は変わらない、、上海からコックさんを連れて来ちゃ伝家の味を継承させるとか、、。何年か前にブリスベンでもこれを出す店が出来た、、と聞いて勇んで出掛けたのだがそりゃもう”ガソリン代を返せっ~”みたいでそれ以来その店には絶対に行かない。店の前の通りさえ避けている、、、。
それにこのお店、これはもう日本へ行く前から絶対に行くど、、と決心していた老舗の焼き鳥屋さんである。
何時もメニューは見ずにコースで取るのだがこれが実に美味い、焼くだけの鳥なのに何でそんなに味が違うのか??無論”伝家のタレ”、備長炭の具合や塩、それに串の違いもあるのだが歴然とその違いがある。
そしてこのお店の名物が、、、
お客さんの要望に応じてこうしてヤカンから日本酒を注いでくれる。それがテーブルの上60センチくらいの高さからコップに向けてジャー、、それを一滴も溢さずにピタリと止める、これはもう神業だ。昔はこのお店でこれが出来たのは一人だけだったのだが今回行ってみてビックリ、、全員が出来る。その昔、やってたおっちゃんが今じゃ店長、そしてお店ののれんを分けて貰ったとか、、。この写真の兄ちゃんに似ているので思わず”キミ、息子さん?”と聞いてしまった。
そしたら”良く聞かれるんですよ”、”そんなに似てます?”、、”ボクはバイトなんです”との返事、、聞いたほうが悪う御座いました、、。
そんなで5泊=5回の夜メシ、そのうち二回はこうして至極の時間を過ごす事が出来た。7年振りの東京でもう知っている店があまりないなかこんな老舗が健在なのは誠に嬉しい。
残る3回の夕飯は、、都内に着いた最初の晩、これはもう10時を過ぎていてレストランは何処も無理、、そこで駆けつけたコンビニでサンドウィッチを両手に抱えてホテルへ、、それとビアホールでのクラス会、、そして最後はとんかつ屋、、。何れも忘れらない美味しい料理の連続。反動で帰ってからは一切外食はしてない、、イヤ、したくもないと言うのが本音である。そうだっ、寿司は食いそこなったなぁ、、。
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