”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”サード・パーソン”(13年)

イメージ 1原題がそのまま”Third Person"、、其処には”The"も”A"も付かない、、日本語で書けばそれって往年の名作そして長いこと見れなかった”第三の男”でも良いのかな??
 
とまあそんな事を思い出しながらUSBでお借りした画像に魅入ってしまった。日本国内では6月に劇場公開、でもすぐに終わってしまい来年早々のDVDデビューらしい。オーストラリアでも限定公開だったので知っている人は限られているのだろう。
 
でも配役が、、リーアム・ニーソン、、そして元妻にキム・ベイシンガー、若いカップルにエイドリアン・ブローディやマリア・ベロ、、それにジェームス・フランコも出ている、、更にビックリ玉手箱なのは脚本+監督がポール・ハギスである、、、007でいけば”慰めの報酬”、”カジノ・ロワイヤル”、それにイーストウッド監督の元で”硫黄島からの手紙”、”父親たちの星条旗”や”ミリオン・ダラー・ベイビー”、、”クラッシュ”を手がけている。
 
こりゃもう無条件で見るっきゃないでしょう、、。そして映画はニューヨーク、パリ、ローマを舞台にした偶像劇、と言うか夫々の主演、登場人物が織り成す恋物語、、人生観、と言ったほうが良いのか辛い過去を持った登場人物がそれに至るまでの経緯の説明に多くの時間がとられ丁寧に描かれて行く、。
 
こりゃ結構奥が深いぞ、リーアム扮するマイケルは売れっ子作家、元妻(キム・ベイシンガー)から遠く離れパリのホテルの一室で執筆活動を続けている、、が其処に情緒不安定の愛人が、、エイドリアン・ブローディ(スコット)は紳士服などのブランドを盗む事で生計を立てるインチキ・ビジネスマン、、今はローマに滞在中、、、ミラ・クニス(ジュリア)は養育権争いで元夫に幼い男の子を奪われニューヨークでホテルのメイドさん、、そんな登場人物が紹介され夫々精一杯生きている姿が描かれていく。
 
すべての繋がりの中心はリーアム扮するところのマイケル、彼が執筆している小説がどうも各エピソードに微妙な影響を及ぼしているような雰囲気だが決定的な確証はない。でも見ている方にはさてニューヨークのホテルの一室じゃなくて何時からパリのホテルだったんだ、、とかどうもそっち系に最後は引っ張られるんじゃないかと思わせる微妙な設定、、日本ではこれからDVD化されるらしいので詳細には触れないが日本語のHPを検証しても意見がいろいろに分かれているような、、個人的にはもうちょっと突っ込まないとこの映画のラスト・シーンだけじゃ判断のしようがないじゃないか??と言うのが正直な普通の映画ファンの言い分だ。
 
これは何も日本人のおっさんだけが感じた事ではなくアチラでも同じように感じたファンがいるって事は多方間違った見方ではないだろう。一見何の繋がりのない、、関係のさなそうな登場人物が何らかの事がきっかけで知り合うなり遭遇し、彼らの運命が大きく変わっていく、、そんな手法なんだがこの映画の場合には最後にもうひとひねり、、と言う感じか、、もう一度見直さないと判らないかな、、??
 
リーアム・ニーソンの映画はもっと簡単に判るすっきりさっぱり、爽快な映画の方が良いな~、、。
 
 
 
 
 
 
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