オーストラリアの会計年度は6月に終わり新年度が7月に始まる、、既に半年が経過するが昨年度の会計報告がまだ出来ていない。焦ってはいるのだがその焦りの優先順序から行くと空き部屋を埋めるのが先で会計報告は年内でも良いっかと勝手に思い込んでいるので手につかない。
この管理人業を始めるにあたり銀行融資を申し込んだのだがそれまで付き合いのあったA行、W行からは色よい返事が貰えずやむ無く当時全く馴染みのなかったQ行へ出向いた、、担当者曰く”管理人手当だけじゃやっていけませんね、、””奥さんに別途収入があるか、サイドビジネスが必要かも”と言われ、、しょんぼりしたものだ。
そりゃ融資額にもよるのだがそれまで住んでいた家を処分してそれを頭金に、、それでも家の価格の倍近くを調達しなくてはいけなかった。ラッキーだったのはそのQ行、この銀行は他行と違い各支店に配属されている支店長は皆さんがその支店に出資しているオーナーである。従って転勤や異動がないので地元に密着した経営戦略が立てやすく親身になって面倒を見てくれるって事だ。一般的なオーストラリア企業では普通は同じ会社でも右手が何をしているのか、左は何処にあるのか、、全く我関せずの会社構造なのでこれには助かった。
管理人の収入としては毎月振込まれる”給与”、、これは全32戸分で徴収した管理組合費+積立金から捻出され支給される。それに賃貸物件の家賃収入から7.5%、それに毎年一回だが賃貸物件の家賃1週間分を契約更新料として貰い受ける事が出来る。このなかから先のローンを払い、諸々の経費を払い、、食って、飲み、映画館へも出掛けるのだ。
家内には時々不定期の収入があるようだがそれは全額自分の小遣い、、更に私から毎月貰い受ける。無論必要諸経費は別勘定なので渡したお金は一体何処へ行っているのやら、、深くは詮索しない。でも”昨晩食べたまぐろやサンマ、それに其処で手にしているお酒はそのなかから出ているのよ”と言われれば返す言葉もないのだが、。しかし待てよ、、クレジットカードの請求が毎月半端なく来るんだがな~、、それもやれ日本だとかアメリカだとか、、深追いするとしっぺ返しが来るので追求はしない事にしている。
其処でハタと思いついた、、オレの小遣いは??月額にすると恐らく100ドルにも満たないだろう。だってその使い道は散髪に昼メシのファーストフード、、それに映画か、、映画の場合はクリスマスなどで頂くプレゼントで十分に一年賄える、、シニア料金の強みさ。ゴルフはとっくの昔にやめちまったしタバコも吸わない、、街で買い食いもしないし誰かに貢ぐなんて事もない、、。小遣い不要である、、それって無趣味って事になるな~、それも困ったもんだ。
項目としては;
電気、水道、市民税(ゴミ収集)、管理組合費
総額:6000ドル程度
食費やガソリン代、その他経費
総額:???算出不能
必要経費が;
庭師、プール屋、会計報告、年度会計審査、管理人ライセンスに保険、電話や事務用品、その他メンテナンス
総額:6000ドル程度
と食費を除く両方で約12000ドルにもなる。それに一番デカいのがローンの返済だ、、コイツはもう天文学的数字になるのでまさに銀行の為に管理人をやっていると断言してもよいだろう、、。幾らおっさんが日本料理を堪能しようが毎晩飲んだくれようがローン返済に比べりゃ可愛いいもんさ、、返済分を飲んでたら即アル中さ、、。
さて賃貸希望者が来ない暇な時間にしっかり昨年度の会計報告をやれよ、。
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