”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”北極の基地/潜行大作戦”(68年)

イメージ 1この映画、てっきり邦題は長いこと”アイス・ステーション・ゼブラ”だとばかり思っていた。それが早川書房によって原作が翻訳された時に”北極基地潜行作戦”となり映画化にあたっては”北極の基地/潜行大作戦”となっている、。

書いたのは冒険小説の担い手、アリステア・マクリーンで”ナバロンの要塞”から6年後に書かれ、直後にはMGMが映画化権を取得、2時間半超えの70mm、シネラマ超大作としてジョン・スタージェス監督によって映画化された。

主演はロック・ハドソンアーネスト・ボーグナインなどで女性っけはマッタクない男臭い、しかも原子力潜水艦内が舞台の”アクション”映画である。劇場で見たときは最初の10分余りは”オーバーチュア”と言ってミシェル・ルグランが書いたメイン・テーマが上演され確か途中にインター・ミッションも入ったような、、でも緊迫感はあったのだが”ナバロンの要塞”のようなハラハラドキドキの展開じゃなかったしセットが凄くチャチだったような事を覚えている。

潜水艦の場面でも内部は完全にセットだし潜水艦が単独で撮影されている場面や潜水している場面はあるのだがどうも人物を一緒に撮った場面はなかったんじゃないかな、、。それにやっとこさ辿り着いた北極での場面も妙にセットっぽかった、、、アリステア・マクリーンが得意とするところのさあて誰が裏切り者で、、と言う展開は最後まで健在だったんだが、、。

北極の氷原にあるイギリスの気象観測基地ゼブラからのSOSを受けて米原潜タイガーフィッシュ号はファラデイ(R.ハドソン)艦長以下、イギリスの諜報員ジョーンズ(パトリック・マッゴーハン)と海兵隊員(隊長がジム・ブラウン)を乗せて北極に向かう。

だが、気象観測所員は半分以上が死んでおり、しかも、そのうちの3人はピストルで射殺されていた。実は、米ソのミサイル基地を撮影したソ連偵察衛星がゼブラの敷地内に墜落、その衛星に収められているフィルムの奪い合いの果ての惨劇であった。かくして、フィルムの回収に手段をいとわぬソ連と、事件に巻き込まれた原潜乗組員の戦いが開始された。by Wiki

で、、設定よし、密室度よし、裏切り者は誰か??と最後まで謎解きの要素もあるにはあるのだがちょいと物足りなかった、、、その印象は半世紀と言う長い年月を経ても同じだった、、。


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