”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

あんかけ硬焼きそばの夜

恐らく日本であれば”今夜はコレが食いたい”、(昼のメニューか?)っと思い立っても近所のスーパーや中華料理屋へ駆け込めば簡単に味わう事が出来る。ところがこの150万都市であるブリスベン、、台湾系の住人だって5万人以上在住しているにも関わらず”コイツが食いたい”となると遠路、車を40分走らせ、市内から20キロ程離れたサニーバンクという地区にあるチャイナタウンまで行かないと自分でイメージしている”あんかけ硬焼きそば”には出会えないのである。

これは過去に何回も挑戦済み、近所のお持ち帰りチャイニーズ店や中国人が経営しているお店でもメニューを確かめると普通の焼きそばはある。でもソバが微妙に違うのだ、、極細だったりシャンハイ仕立てだったりでこの”あんかけ”ってのがないのだ。探し求めてやっと行き着いたのが先のサニーバンクにある一店だけ、この店のは日本で出て来る”硬焼きそば”とほぼ同じである。”あんかけ”の具合いもちゃんと具材にマッチしててソバも程よく焼けているのだ、日本人客も多いのでそれなりに改良したのかも知れない、、。しかし”酢をチョウダイ”と頼んだら白じゃない赤っぽいチャイニーズ酢が出てきたので以降このお店へ行く時は日本の酢を持参している。


イメージ 1一旦食いたい、、となるとこの食い意地の張ったジジイにはもう止める手段がない、、しかし往復に1時間半も掛けてこの焼きそばに23ドルも払うのは絶対にイヤだ、、。ならばどうする??すっかりアタマの中は焼きそばモードになっているってのに、。

この写真はYahooさん提供のものですがこうなったらもうやるっきゃない、。っで昨晩は炊事当番ではなかったのだが率先してキッチンへ、ビールをグビグビやりながら始めたのが6時半頃だったか、。

普通の焼きそば用のソバっきゃなかったんだがちゃんと”焼けば”なんとかなるので平たいフライパンでしっかりと焼く、、具材は長ネギ、しいたけ、たけのこ、人参を用意して更に海老、イカ、ホタテと海鮮仕立てに、野菜類を炒めて海鮮類を投入、そして中華の素を水600mlで溶いて、日本酒、醤油、塩コショウで味付け、同時に片栗粉を水で溶かし準備完了、。

火力だって電気コンロなので中華料理屋みたいには行かんがそれでも30分後にはちゃんと完成、40分も掛けて最悪の”コスパ”で食べに行く”あんかけ硬焼きそば”を完全に覆す一品がテーブルに乗っかった。これに”酢を”垂らし一気に平らげるのでした、、案の定、写真は忘れてますがこのお借りした映像に限りなく近かった。

実はこの日本式”あんかけ硬焼きそば”はその昔、東京は池尻大橋で長年中華料理屋さんをやっておられたプロのおっちゃんの伝授技である。このブリスベンに半年以上も滞在されていたのでその時に微妙な焼き加減やあんかけソースの味付けを教わった。それに”一般家庭にある火力の弱い調理台でも充分出来まっせ”の保証付きだ。

そのおっちゃんの事を思い出しながら完食したのであります。おっちゃん、今夜もありがとう、、。

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