何時からだったかブリスベンではお役所が年に一回、道路際へ粗大ゴミの回収に来てくれる。我が家はもう大分以前からお世話になる事はないのだが流石に３２軒の集合住宅では外へ出したがる家がある。
夫々勝手に出してくれればナンの問題もないのだが、、今年は懸念が的中だ。庭まわりの手入れをしている最中、それも”魔金”だと言うのに敷地の一番奥に住む１９号のおばちゃんと目が合ってしまった、、。知らん顔して通り過ぎろ、、と内なる声が、、でも気がついたら”手伝いましょうか？”と胸の内とは反対にもう声が出ている、、自分の耳が信じられない、。
おばちゃん、、とは言っても俺よりは断然若い筈、それも体型はオレの倍は間違いなくある、、それが一人でエッチらおっちら大きなマットレスとその木製の枠を運び出している。そんな場面を素通りは出来ない、ちょっと躊躇ったのだがやはりやるっきゃないだろう、そこで車の席を全部倒して積みやすくし、まずはそのデカいマットレス、、そのままじゃとても運べないので縄でぐるぐる巻きに縛り”うんやっ”と後尾に積む、、それがまぁ～、うん十年の湿気をため込んでいるのか半端じゃない程に重い、、完全に腰砕けの状態だった。
この時点でもう後悔しているのだが、、もう途中でやめる訳には行かない、、で更にベッド枠を上下、左右４枠に一緒になった飾り棚を積み込んで表通りへ、、次はデカいテレビだ、幸いに薄型だったがコイツが又、重い。結局二往復して歩道際へこの写真のように捨ててきた。
世の中上手く出来たもんでちょっと使えそうなモノは役所の回収車がやって来る前に個人がトラックで回ってきて目星いものは持って行ってくれる。２９号の兄ちゃんが冷蔵庫とか不要な家具を出したら翌日全部無くなっていたとか、、修理するなり手を加えるなりして又、何処かで誰かが使うのか？？リサイクルとしてはこれも妙案か？？
１０号の庭先には大きなバーベキューセットがある。実はこれも”ナンとかしてくれない？？”と頼まれている。下の部分には車輪が付いているので動かせるのだが上部が重い、コイツは多分分解出来るのはないだろうか？？これから電動工具を持って出張だ、、、最悪の事を想定して１号に住んでいる若いあんちゃんに月曜に”運んでくれない？”と頼んでいるのでダメでもOKなんだが。
そんなで終わった金曜日、、夜メシを食って気がついたらエリーを隣に９時には寝ていた。
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