”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

便利な日本語


”どうぞごゆっくり”、、”よろしくお願いします”、、”お任せください”、、、とか”スイマセン”、こんなのは英語で表記するとなると、、”Please Make Yourself Comfortable"、”Please Rest Assured"とか”Let Me Take Care"や”Please, Excuse”とかになって本来の意味とは微妙に違う、、でも普段、日本人の会話ではあったり前のように使っている言葉ではないだろうか??

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それを英語に翻訳される場合のご苦労は半端じゃないだろう。オーストラリアにはSBSと言う放送局がありタマに邦画を英語の字幕付きで放映してくれる。そんな場合は無論専門家が翻訳を担当するのだが訳す側の言葉を生まれながらに喋っている人が担当するらしい。って事はこの場合は日本語に精通したオーストラリア人って事になり、逆に日本語の字幕に関しては”ナチュラル”な日本人が担当するのが常とか、国際会議の同時通訳でも同じ事が言えるらしい。

英語と仏語などのバイリンガルは同じアルファベット言語なので日本語→英語、韓国語→仏語などの状況とはかなり違うそうだ。厳密にはちゃんと漢字が書けて喋れて英語も完璧に書けて喋れるバイリンガルは他のアルファベット基にしたケースに比べると格段に数は少ないと聞く。恐らくアラビア語から英語への変換なども同じように難しいのかも知れない。

普段英語→日本語をやっておられる戸○先生や他の専門家の日頃のご苦労は常人には想像を絶するのではと推察されるのだが、、。それに最近の洋画では言葉の乱れがかなり深刻だ。英語の場合、悪態をつくスラングや捨て台詞は性的な事を表すケースが殆んど、それを日本語に翻訳されるご苦労は充分判る。どうしても”この野郎”、”ふざけるな~”、”バカ野郎、、”程度に落ち着いてしまう。それ以外には何と訳されているのやら、、此方では日本語の字幕入りの映画は見るケースが皆無なのでさて何と訳されているのか気になる。

一転して日本では”どうぞごゆっくり”はレストラン等の飲食店じゃごく普通のセリフ、宿泊が伴う旅館でも仲居さんがそんな事を言わないだろうか?それに”よろしくお願いします”、、これに至っては政治家から、通常のビジネス会話から、夫が妻に妻が夫に、、、友人同士、恋人同士でもその使用例はキリがないくらい万能で誠に便利な日本語になっている。

しかし、それらの言葉の真意を英語にするとなると、、こりゃ困った、そんな簡単にはいかんぞ。そりゃ二行くらいの文章で説明出来ればその本来の主旨に近い説明にはなるのだが、、。変則系としては”そのヘンは良きに計らってよ”から”任せるよ”に”頼むよ、、一生のお願い”なんてのもある。要は”すべて上手くやっといてね”と誠に無責任この上ない日本語なんだが今度は常套句としてこれを言わないと逆に何処かおかしいんじゃないかい?と疑われそうだ。それ程に普段全く気にもせず自然と出てくる言葉はもう挨拶言葉に近いのか?

以前何かで読んだのだが幾ら国内には方言があっても話す人種は99%日本人、と言う背景があるらしい。諸外国、例えばオーストラリアの場合はそりゃ皆さん英語を喋ってはいるが根本的には世界各国からの移民集団、従ってハッキリと言葉にしないと意思疎通が出来ないと言う事情があるらしい。

そんなお国事情では”あ、うん”の呼吸は定着せず一言で相手の心情に訴える言葉は生まれなかった、、と言う事らしい。そう言われれば小学校からの教育でも自己主張を培う教育からか自身の考えを発表するケースがかなり多い、、当然言葉で自己の主張をハッキリ伝えないといかんので”そこんところはよろしく”とか”任せるよ”なんて言葉は生まれなかったと勝手に思っている。

我が家ではもっと最新の言語を使っている、、”オイ、アレっ” → これは実に万能言葉だ、時にはメシにもなるし何かと取って貰う場合から買い物まで、、。更には”ホラホラ、そっちの、”だけで意思の疎通が可能だし、、、(*´∀`*)。

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