”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

映画のロケ地へ、、

地上より永遠に”、、制作されたのは53年なのでもう60年以上の歳月が経過している。今回のハワイ旅行では”楽園より永遠に”とばかりこの映画のロケ地を数か所見て回った。娘は”何っ、それって何処、どんな映画??”と言うが”まあまあ、、良いじゃないか”と諭して滞在場所から小一時間かけドライブがてらに行って来た。
 
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これがかの有名な一シーン、バート・ランカスターとデポラ・カーが波打ち際で抱き合った場所、ハロナ・ビーチと言う。
 
もう60年以上も前に撮影された現場じゃ人気もないだろう、、、ちょっと寄るだけだよと地図を頼りに行ったのだが、。あんりゃ、大型バスは来ているし小型の観光客を乗せたバスがどんどん入って来る。駐車場もちゃんと整備されていて崖の上には手すりが張り巡らせてあるぞ。何処にも撮影記念碑はないがこりゃもう完全に観光名所になっているじゃないか。
 
恐らく撮影当時はその辺の海岸っぷち、、人気のない場所での撮影として選ばれたハズ、それがこの映画の存在を知りもしないだろう中国人が大挙してカメラを構えているし若いビキニの女性たちだって映画のシーンとは一切関係なく名所旧跡として見下ろしている感じだった。
 
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映画では崖を数段下りるだけで海岸へ降り立つのだが実際の現場は50m以上の急で階段もない岩場を下る事になる。
 
これは崖の上から撮ったものだが小さな入り江に打ち寄せる波がとても魅力的で繰り返し寄せ返す波は上から見ていても飽きさせない、、当時のロケ班担当者がこれを見てジンネマン監督に進言したことはごく自然の成り行きだったと想像出来る。
 
下まで降りて泳いだり寝そべっている人もいるがこりゃ”行きはよいよい帰りは怖い”、とてもジジイには登って来る勇気もないので上から見るだけにして置いた。
 
此処から今度は娘の要望でもっと先にある小さな街へ、、何でもパンケーキが有名だとか、、行ってみてビックリ、なんじゃいこれは日本人だらけじゃないか??成るほど最近の傾向としてスマホ検索、フェイスブック経由でちょっと評判になると”若い人たち”が大挙してやって来るんだ、。30分以上も待たされてやっと店内へ、そこじゃ会話する声は聞こえない、、うん、何故だ??そう、皆さんスマホへ向かってカチカチと指の体操、、、そして自撮り棒があっちでもこっちでも林立している。
 
これははっきり言って異様な雰囲気だ。皆さんハワイアンがビックリするような細身体形だし色白、、恐らく出されたものでも完食出来る日本人は皆無じゃないか??地元のハワイアンが追い出されちまって可哀想だぜ、、名前を告げて外の椅子で案内されるのを待つのだが”コバヤシさ~ん”とか”イトウさん”、、”ケンジさん”やらもう日本語名オンリーで此処はどこ??ひょっとしてユニバーサルスタジオ内じゃないのか?と思わせる、、、それにお味だって、、、おっさんはもう行く事は絶対にないのでどうでも良いのだが。
 
その後はワイキキへ戻って又、例のヤツ、今度は家内の要望に応えてお買い物、、二人だけで行くのなら”じゃあ、今度は貴方の行きたい所”っで済むのだが4人いてその間に生後9か月の赤ん坊が入るとこりゃもう大騒ぎ、夫々に主張もあり好みも微妙に違う。食事一つにしてもああでもないこうでもない、、そんなでワイキキの街中で一旦は”解散”3時間後に集合する事にして各自勝手気ままに、、おっさんが目指したのは又もや先の映画のロケ地、ワイキキの名門、ロイヤル・ハワイアン・ホテルでした。更に著名な設計家が建てたコオリナ・カントリークラブへ、、。
 
イメージ 3ここの設計家、ラリー・ストリッカー氏はアメリカはロングビーチに事務所を構え当時、日本のバブル期(85~90年)には有数なホテル、カントリークラブの設計を手掛けていた。
 
ホテルの関係者なら知らない人はいないだろうと言われるくらいに有名な高級ホテルの設計に携わっている。
 
このハワイなら”マウナラニ”、”ハレクラニ”、古くは”カハラ・ヒルトン”などなど、、そして今、宿泊している”コオリナ・リゾート”に隣接したゴルフ場、クラブハウスもそうだった。実は当初、開発すべく日本からやって来たオーストラリアでリゾートのホテル棟(クラブハウス兼用)の設計を依頼すべくこのストリッカー氏に会いにハワイへやって来たのだ。それももう25年以上が経過しているがその時、竣工したばかりの物件を見て欲しいと言われたのがこの場所なんである。
 
って事は今回の初孫見参旅行もオレのセンチメンタルジャーニーって事になる??
 
待てよ、そう言えばもっと前、末娘が生後2歳くらいにはこのハワイへ祖母に会う為にやって来たなぁ~、、、。当時、我々はロス・アンジェルスに住んでいたのでやはりハワイ観光旅行へやって来た実母に初めて会わせる為にロスから飛んで来た、中間地点でもあるしそんな機会でもなきゃ会えないだろう、と考えた結果だった。
 
実に今度はそれと同じ事をやっているんじゃないか?その娘ももう30の半ばを過ぎこうして孫を連れて、、、これを因果と言わずして何と言おう、、。
 
 
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