実に久し振りに日本のドラマへ、、原作を書いている佐々木譲の文庫は割と読んでいるのでこれもどんな展開になっているのかはおぼろげに覚えがあった。日本では昨年放映されたらしいのだが半年遅れのDVD、、それも北海道が舞台になっているのでさてどんなもんかと期待をしていたのだが、、。
直木賞作家・佐々木譲の人気小説「道警シリーズ」をドラマ化した「北海道警察」シリーズ。4作目は「密売人」をお送りする。北海道警察大通署を舞台に生活安全課の巡査部長・小島百合(財前直見)が奔走する。
百合の同僚・佐伯(鈴木一真)のもとに事件の知らせが入る。郊外に放置された車内で中年夫婦が遺体で発見された。捜査を続けると一人の怪しい男が浮かび上がる。そのころ、百合は少女が誘拐されたと聞き、走り出していた。
百合の同僚・佐伯(鈴木一真)のもとに事件の知らせが入る。郊外に放置された車内で中年夫婦が遺体で発見された。捜査を続けると一人の怪しい男が浮かび上がる。そのころ、百合は少女が誘拐されたと聞き、走り出していた。
しかし犯人は少女の父親だとわかり誘拐事件は一件落着したかに思えたが、事態は思わぬ方向へ…。
いきなりビルの屋上から車椅子の男性が転落死、風呂場で第三者の手によってリストカット、、ご丁寧にためらい傷も、、そして車内に排気ガスを引き込み窓枠には粘着テープ、、自殺を装う様子が、、うん、こりゃいきなり顔のない犯人かい?と興味がわいてくる、、のだ。
二時間枠なのでもう殆んど映画と同じ、しかもCMは全部飛んでいるのでトイレ休憩したけりゃDVDを停止させないといかん。画面は函館、小樽、札幌と変わり”う~ん、、北海道ってそんな感じなんだ、、”とドラマとは別次元の興味が出て来る。実は東京に住んでいる友人に”ブリスベンみたいなぬるま湯に25年以上も浸かってて北海道へ行ったら最初の札幌の冬でオマエは死ぬぞ!”と驚かされている。でもこのドラマが撮影された時期ならコート一枚だけで大丈夫そうだけどなぁ~、、。
そしてドラマは犯人が判らず後半へ、、、その辺りから”フ~ン”と妙な感覚に、、日本のドラマってのはご丁寧に登場人物のセリフで全部説明してくれているって事が判った。これじゃ漠然と見ているだけで”ナンでアイツがそうしたのか”、”どんな過去だったのか?”、、見ている側が想像を逞しくしなくてもああしてこうしてこうなってっで結局、やむなくやってしもうた、と全部セリフで説明されているじゃないか??さて日本のドラマって何時もそうだったか??
これが例えばイギリスの刑事ものだと背景の説明がセリフでなされるって事は一切ない、従って見ている側が容疑者なり刑事さんの追求や問い掛けの言葉をしっかりと聞いてないと動機や経緯が判らなくなる。まあそれがこの手のドラマの面白さって事にもなるんだが、、やはりこれは脚本のなせる技か、それとも演出なんだろうか??そうしないと”何だかわかんね~”と視聴者からお怒りの投書が来るのか?それ以前に肝心のコマーシャル主がダメ出しをするのか?? 久し振りに見た日本の警察ドラマでちょっとまごついてしまった。
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