”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

新・禁煙法の施行

オーストラリアのクイーンズランド州、遂に禁煙運動が此処まで来た。この9月から新たな法案が議会を通り施行されるそうな、、これまでこの州にはかなりタフな規則があると思っていたが今度はそれを通り越して”禁止令”に近い。個人的にはそんなモンはとっくの昔に辞めているし何の問題もないのだが、、おっとどっこい、今度の条例を読むと”他人事じゃん??”とは言っておれない事に気が付いた、、。

イメージ 1これまでは”建物内”はダメだったのが今度は公共の場であれば”外”もダメ、、それに子供達が遊ぶグランドや市内の遊歩道、やモールの休憩所もダメになった。そうなると当然うちのプールサイドや隣接するエンターテイメントエリアもダメ、、って事になる。

敷地内の真ん中を通るメイン・ドライブウェイでも吸っちゃいかんとなると当然ウォーキング中でもダメ、、逆に”何処なら吸って良いのですか??”と聞きたくなる有様だ。

○no-smoking at or near under-age organised sporting events and skate parks ○no-smoking in and around approved early childhood education and care facilities, including kindergartens and places offering after school hour care no-smoking at public swimming pools no-smoking at outdoor pedestrian malls ○no-smoking at public transport waiting points such as bus stops, taxi ranks and ferry wharves no-smoking at prescribed national parks or parts of parks ○no-smoking at prescribed State Government precincts
○the no-smoking area at non-residential building entrances increases from 4 to 5 metres ○no sales of tobacco products from temporary retail outlets local governments may ban smoking at any other outdoor public place not already covered by state laws.

それに現在オーストラリアのタバコ料金は25本入りが22ドルくらいするらしい、、これってもう殆んどマリワナ並みの価格じゃないのかい??まあ日本が安すぎると言えばそれっきりだがそれにしてもこの値段じゃもう喫煙家は辞めるきゃないでしょう。この値段のせいか押し込み強盗にタバコ狙いが急増しているとか、、そりゃこれをカートン単位で盗めば下手にレジをこじ開けて盗むより割が良いかも?

オージーの喫煙率は男子が18%、女子が15%とかで全体では18%を切るような数字とかなので日本とは比較にもならない数字だ。お国の政策としてはタバコ税の収入からはとっくにおさらば、今回の新法案で更に税収は見込めなくなる。この次に見込まれるのはデブ化を何とかすることか??既に水面下ではスリム化に向けて色々な対策が練られているとか、、。

州政府にこのノースモーキング用のステッカーを送ってもらうべく頼んだら大中小に貼るヤツから看板風なものまで十種類くらい送られて来た。早速見繕ってプール周りにベタベタ貼ったがさて効果のほどは、、合計32戸の住人中、知っている限りで7~8人吸っている住人がいる。道路脇に吸殻が落ちているし良く見ると庭木の茂みにも落ちている、、せっせと掃除させられるのは管理人だがこれでちょっとは減るのではないかと期待している。

その昔、サラリーマン時代にあるアメリカ大手のタバコ会社の役員会を東京へ招致する事が出来た。本社から重役以下20名程度がやって来て都内で3日間、みっちり将来の営業指針を練り、新役員を選出した。会議場を3箇所くら設置し、そのテーブルには日本風の気配りで該当会社のタバコを綺麗な日本の煙草箱に入れて準備したのだが、、、先方の担当者が慌ててやって来て”あの煙草入れを撤去して欲しい”、、それには此方も???何で、折角用意してやったのに、、と怪訝な顔をしていると”弊社の役員以下、誰も煙草は吸わんのだ”っと来た。

その時、ハッキリ確認したのだがアメリカの知識層、それも企業の役員に上り詰める連中は誰もタバコには手を出さないのだ。例えそれが自社事業であっても、、あくまでもこれは企業戦略であってC国、印国など、、人口の増加が見込まれる”発展途上国”へ売り込む事が主目的である、、と聞かされた。その先方の担当者の説明を聞いて釈然としなかった、、自分たちでもこれは健康に良いわけない、と判っているものを他国へ売る、これは何とも理不尽な事業ではないだろうか??日本じゃそれを専売公社が先導してたんだし、、情ない。


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