”一人暮らし”、、経験したいと憧れて初めて親元を離れ経験する一人の生活、期待に胸をときめかせ仕送りとバイトに明け暮れた、、そんなほろ苦い郷愁があるような。
”独身貴族”、、これはもう死語か？昔はそれなりに入る給料を自分一人の為に使えた。貯金もせずに優雅と言うか勝手気ままな生活振りで誰に縛られることもなくお金の使いっぷりも派手だった。
”単身赴任”、、こいつは好きでやるヤツはいないかな？有無を言わせず紙切れ一枚の辞令で離れた土地への転勤だ。長引けば二重生活苦にもなるしこりゃロクな事はない。
何れも生きていく上で経験することだがオーストラリアへ転勤で来てからも単身生活期間は長い、、最長半年ってのもあったが今年は遂に４ヶ月を越すかも知れない。本当に一人になった時の予行演習だと思えばさほど苦痛ではないのだがやはり”炊事”だけは年々面倒になって来ている。掃除や洗濯はそんなに苦にならないのだが黙っていても腹は減る、取れる出前はピザっきゃないし自炊するにしても材料を揃えないといかん、、これが実に面倒なんである。
日本のように冷凍食品がふんだんにありお湯を注ぐかレンジでチ～ンで済むような食材があれば良いのだがスーパーで見渡してもそんな物は何処にもない。一時期”TVディナー”ともてはやされたが最近は見かけなくなった。アルミ皿の窪みにお肉やら冷凍の野菜が収められていてレンジでチ～ンするだけで食べれた。完全なる機内食もどき、、そんなモノは幾ら腹が減っても願い下げだが、、。
でも待てよ、、うちの敷地内には一人暮らしのおじちゃんおばちゃんが沢山いるぞ。指を折って数えても８人はいるな、、皆さんナニを召し上がっているのやら、。とても生野菜を切ったり刻んだりはしていないようだが、下手に聞きに行って”アンタも食べなさいよ”と勧められるのだけは困る。
長い海外生活でも”衣○住”はすんなり入り込めるのだが加齢と共に”食”だけはどうにも馴染めなくなっている。若い頃は１００％オージー流でOK、何ら問題もなくやって来れた。それが最近は食べる量も勿論減ってはいるのだがお肉中心の献立はノー・サンキューだ。
この時期、９～１０月はメージャー・リーグ野球が佳境に入って来ているし庭の芝生や植木類も夏場になる前でひと呼吸、”成長”にちょっと時間がかかるしプールはまだ泳ぐやつはいないのでカモの心配だけ、、それに来年までは賃貸の募集もしなくて良いので管理人業には余裕がある。難を言えばすっと出掛けて映画館って訳にはいかないのが辛いのだが、。
さて今夜はどうすべぇ～、、、あっ、その前に朝も昼もあるぞ、、(´；ω；｀)。
腹よ減るなぁ～、、、。
