”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

エドワード・ジェームス・オルモス VS ”ブレードランナー”

イメージ 1このおっちゃん、、現在はこんなだが初めて遭遇したのは左の写真、82年に”ブレード・ランナー”でガフと言う刑事役に抜擢されハリソン・フォードを要所要所で監視しているような”追う”役柄の時だった。しかも折り紙を折るクセがあるのだ、。

その後84年から長きに渡ってテレビドラマとして大ヒットした”マイアミ・バイス”に登場、実に印象深い辣腕刑事役だった。主役のドン・ジョンソンとフィリップ・マイケル・トーマスを指揮/補佐するキャステロ部長刑事だった。物静かだが頭脳明晰、的確に捜査の手法を判断し二人に命令するのだがそれが実に見事に決まっていたのだ。生まれは”ララランド”だが両親がメキシコからの移民、77年頃から映画界で活躍、同時にテレビドラマでも数々の作品に登場、上記”マイアミ・バイス”では85年に”ゴールデン・グローブ”や”エミー賞”を受賞している。

その”マイアミ・バイス”が放映されている頃、ニューヨーク州は片田舎の大学で2ヶ月半も缶詰になりホテル業の勉強に励んでいたのです、、。その寄宿舎では皆が集まれるサロンにテレビが一台だけ鎮座してて生徒諸君はほぼ100%この放映に合わせてあっちこっちから集まってはこのシリーズを見ていたのだ。それ程に人気のあった番組でその中でもこの彼、エドワード・ジェームス・オルモスの人気が一番、、他の出演者を引き離しダントツの人気だったのを覚えている。

イメージ 2そのおっちゃんが今度の”ブレードランナー2049”でも帰って来るのだ、、。ハリソン・フォードも登場するが今度の主演はどうやらライアン・ゴスリング、それにロビン・ライト(”フォレスト・ガンプ”のプーたろ~、ねいちゃん役)が配役されているのがちょっと気になっている。レイチェル役のショーン・ヤングは記載されていないので今回は彼女が代わりなのか?これは見てからのお楽しみだ。

若い時の雰囲気はジョージ・チャキリスに似てない事もないのだがあちらは”ウェスト・サイド物語”同様てっきりプエルト・リコ出身だと思いきやギリシャ出身だった、なのでメキシコ系とは雲泥の違いがあるしミュージカル出身とじゃ大分開きがあった。

イメージ 3
実は古い話なのだがこの”WSS"の公開後、数年してジョージ・チャキリスの来日公演ってのがあった。会場は当時、大手町にあったサンケイホール、人気の頂点だったのでそりゃ場内は満席だったのだがこれは素晴らしい公演だったのをしっかり覚えている。

勿論”ウェストサイド”からのナンバーも多く舞台にあの興奮を再現してくれたのだが最初から最後まで出ずっぱりのジョージ・チャキリス、、歌って踊っての躍動するステージは今でも忘れられないくらいに素晴らしいものだった、。そう言えばフランスのアラン・ドロンとは同世代、、現在は82歳になるのだがすっかり芸能界からは引退状態、あれだけ人気があったにもかかわらず日本では84年にNHK制作のテレビドラマで小泉八雲役を演じて以来ヨーロッパの何処かに引っ込んでしまった、、。

”ウェストサイド物語”の後には、、;

ダイアモンド・ヘッド Diamond Head (1962)
ブーベの恋人 La Ragazza di Bube (1963)
太陽の帝王 Kings of the Sun (1963)
633爆撃隊 633 Squadron (1964)
あしやからの飛行 Flight from Ashiya (1964)
キプロス脱出作戦 The High Bright Sun (1965)
モナリザの恋人 Il ladro della Gioconda (1965)
パリは燃えているか Paris brûle-t-il? (1966)

と全作品見ているのだが、、短い俳優生活だった。ご本人が余り好きじゃなかったんだろうな、、と思っている。ありゃナンか全然違う方面へ向かってしまった、、オルモスがチャキリスに変換されているような??

続編、”ブレラン2049”では伝説のブレードランナーデッカード(H・フォード)を探して”オフィサーK"(R・ゴスリング)が単身捜索に向かう、、無論一緒に消えたレイチェル(S・ヤング)の所在も確かめる必要があるんだろうが、、その道中、或いはデッカードにアドバイスを与える役どころがこのガフ(エドワード・ジェームス・オルモス)ではないんだろうか??と密かに期待しているのだが、、何れにせよ今年の10月5日にはその全てが判明するでしょう、、。

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