”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ヘンリー・マンシーニのベストテン

このベストテン・ランキングはかなり迷う。これまで表舞台には余り出て来ない影の功労者みたいな人だがこの人がいなけりゃ名作、そして名曲の数々も生まれていなかったのだ。生まれは1924年で94年には70歳でその生涯を終えてしまった。

イメージ 1タリア系移民の息子で幼少の頃からフルート奏者だった父親から英才教育を施されピッコロとフルートの演奏者になり戦中は空軍でもマーチングバンドで活躍していた。戦後はグレン・ミラー楽団でピアニスト兼アレンジャーとして活躍、52年になってユニバーサルへ入社してやっと映画と付き合うようになった。

そして60年代に入り手掛けた映画音楽はこりゃもうヒットパレード状態だ、、






ハタリ!(61年)
酒とバラの日々(62年)

シャレード(63年)
ピンクの豹(63年)
暗闇でドッキリ(64年)

グレートレース(65年)
アラベスク(66年)

いつも2人で(67年)
暗くなるまで待って(67年)
パーティ(68年)

ナタリーの朝(69年)
男の闘い(70年)
暁の出撃(70年)

ひまわり(70年)
オクラホマ巨人(73年)
時よとまれ、君は美しい(73年)

以下省略

と60~70年代には大活躍している。映画のタイトル、例えば”ティファニーで朝食を”のタイトルソングは”ムーン・リバー”だしその殆んどが曲名とは一致してない。こうして改めてタイトルを見回しているとやはりグレン・ミラー時代の作風なのか何れも要所では旋律が似ている気もする、、。

記事にする前はこりゃ絶対に”シャレード”のテーマかな~、、と思っていたが”ひまわり”を聞くと迷う、、でも正統派として”ムーンリバー”じゃないか??でも”ハタリ”の主題歌”仔象のマーチ”もユーモアがあって良かったし、、”酒とバラの日々”も”パーティ”で後にアンディ・ウィリアムズ夫人に収まったクロ-ディーヌ・ロンジェが口ずさむ曲も忘れられない、、別に順位をつける必要もなかろう、、。