”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”血闘(スカラムーシュ)”(52年)

原題は”Scaramouche"、、フランスのコメディアン、或いは道化者を意味するのだが原作が書かれたのは21年、ラファエル・サバティーニで52年に映画化されている。主演は当時大人気だったスチュワート・グレンジャー、活劇アクションスターだった。

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こんな雰囲気で生まれはイギリスのロンドン、13年に生まれている。本名はジェームス・スチュワートだったので祖母の旧姓を名乗ってグレンジャーに、流石に当時の映画で記憶にあるのは”ゼンダ城の虜”(52年)の後は60年代になるまではリアルタイムで見た記憶はない。


イメージ 2この”スカラムーシュ”ではエレノアー・パーカー、それにジャネット・リー、メル・ファーラーらが共演しているのだがもう知る人は還暦を遥かに越しているファンだけかも知れない。

アクション活劇とは言ってもその実態は”チャンバラ劇”、フェンシングの要領で敵に対峙する、、まあ日本の時代劇と同じ構図と言えば良いのか?

この映画でも主人公のアンドレ(S・グレンジャー)が親友を殺害されその復讐の旅に出る、、と言うお話。剣の腕を上げる為に修行を重ね立派な剣士として宿敵ノエル(メル・ファーラー)と”血闘”するのだが恐らくスタントはいても特撮は限定されているのでかなり俳優さんの力量に頼る事になる、。

背景はフランス革命直前の事だがイギリス人やアメリカ人がフランス人を演じている、、それにナンで英語を喋っているの?と言う不自然さはさて置いて此処はそのアクション活劇を堪能すべきだろう、それにエレノア・パーカーや新進のジャネット・リーの美貌を満喫するのも悪くない、。

タイトルは知っていたが見るのは初めて、こりゃハマりそうな展開だ、、何せこの人の主役でこんな活劇映画がごマンと制作されている。40年代だとモノクロだしいかにも、、という感じがするが50年代なら何とか行けるぜ。最もレンタルビデオって訳にはいかないのでFOXのクラシックチャンネルが頼りだが、。