映画の中でもちゃんと検証出来る携帯電話の移り変わり、、80年代後半になってやっとそれらしきモノが出て来た。まあジェームズ・ボンドは62~63年にはもう使っていた。二作目の”ロシアより愛を込めて”では愛車、モーガン・ベントリーのダッシュボードから受話器を取り上げていたっけ。呼び出しはビーパーで受信しそれに応対して受話器を取り上げるのだが初めて見たときは”スッゲーな”と思ったもんだ。
そしてオーストラリアで初めて”未知との遭遇”を果たしたのが、、;
こんなデカいヤツだった。88年当時赴任した先がブリスベンの大都会より1000キロ以上も離れた人口僅か2000人の街だった、、工事現場とかのやり取りには必需品、しかし車のバッテリー状態で実に重いのだ。これはもう携帯にあらず”新種の設置型”だった。
でもこんなのはあっという間に消えて行ったような、確か92年には自分でも買い込んでいたような覚えがある。
これはアンテナを歯で引き伸ばす必要もないし非常に薄い、何処のポケットにも入り受信、発信は下部の蓋を指一本で開ける仕組み、これは良かったなぁ~、、確か2台継続して購入してた気がする、、。
この時に取得した番号が今も引き継がれているってのも感無量だ。
それからこんなのに買い換えた気がする。無論これもガラケーでネット接続やらは無理だがオーストラリアは公衆電話が異様に少ないお国柄、携帯はないと実に困ったものだ。
こうなると画面はカラーで液晶アンテナは内蔵されているので外からは見えないしやっとハード面でも装備が整ってきた時期で繋がりも断然良好になった。
その後に登場したのがこんなヤツだったかな?これも小型で持ち運びには便利で確かこれも二代に渡ってお世話になった。まだ当時は”会話”が出来ればOKみたいな状況だったのでSMSもないしネット接続だって不可、この辺りから日本の携帯事業は別の方向へ向かって行った気がする。
映画の中でもこんな流れを覚えているとその制作年度によって登場する携帯が微妙に違う、、女優さんが格好良く口の端でアンテナを咥え引き出す、、ナンてのは80年代後半の映画じゃないか??
今はこんな感じの手触り携帯に、、相変わらず携帯は話さえ出来りゃ良い派、、なんだが業者へSMSを送る必要もありもうこんなスマホが二台目だ。しかし一日で電池の容量が消えてしまうので充電が不可欠、日本はこれがないと支払いから電車にも乗れないと聞くがオーストラリアはまだクレジット・カードの台頭が著しく日本みたいにはなってない。
皆さんアッチの機種を使ってそれこそ普段のメール受信から映画館の切符購入やナビ代わりと使いまくっているようだ。もうコレがないと生活もままならない、、という点では何処も同じか??
これから先、この携帯産業は何処へ向かうのか?既に腕時計式とかは開発され実用化されていると聞くが身につけるのがキライだとどうなるのか?個人的にはこのパネルタッチ方式は苦手なんだ、、それよりちゃんと押したボタンの感覚が判るヤツで蓋がある方がポッケで他のものに触れる事もなく使い勝手は良いように思うのだが、、。
そんな事を言うのはジジイの遠吠えか?まあ生まれた時から携帯を手にしてた世代と比較されてもそりゃ思いは違うわな~、、。でも彼女のお父さんやお母さんが電話口に出たらナンて言おう、、先に名乗らなきゃいかんし、、夜飯の時間帯はダメだし、、風呂でも入ってたらどうしよう、、やっぱり起立してかけようか、、そんなのが自然にマナー向上に繋がっていたと思うのだが、、。”オレ、、”じゃどうしようもない??だから最近の新卒は”電話応対恐怖症”とかになるらしい、、、。