”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

さらば愛しき住人たちよ

この管理人業、遂に今月で丸8年が経過した。こんなに長くやる積もりは、、さてどうだったか。でも元気で働けるうちは”働かざるもの食うべからず”の我が家の格言通りで何時までやるとは決めていなかった。何となくここまで来てしまったと言うのが正直な感想か?でもご近所の”Resident Manager"に聞いてみると管理人の”平均寿命”はこのブリスベン北部地区の場合、4~5年らしい。これには色々な要素があるそうで①家族の成長、②管理している物件の築年数、③住人との軋轢、④諸経費の更新、、、などがあるらしい。うちの場合は平均すると賃貸者は約2年半くらいでコロコロと入れ替わりがあるが何時も良いヤツばっかりとは限らないし本音では管理人が逃げ出したくケースもあるぞ、、?


最初にやって来た時、まだロクにお顔を覚える機会がなかったが7号のおばちゃんが亡くなった。長い療養生活だったらしいが結構ややこしい家庭環境で残されたご主人は結局一人南アフリカへ帰国された。

続いて27号のおばちゃんのご主人、確かアーサーと言ってイギリスからの移民、あっと言う間に亡くなった。それから今度は24号のおじちゃん、、更に27号のミリアムおばちゃんに続いて25号に居たおばあちゃんが養護施設へ、、同様に10号に居たおばあちゃん、、これは息子夫妻が6号に住んでいたのだがやはり養護施設へ、、21号のピーター爺さんが逝ってしまったのもこの時期だった。

近年は28号のロシアから移民して来てたジギー爺さん、もう90歳近かったのだがある日帰らぬ人に、、そしたら今度は16号のメリルおばちゃんが乳がんで逝ってしまった。そして先週、長い間管理組合の理事長をやっていたグラハム爺ちゃんが肺炎からナニやらを併発し自宅で家族に看取られて85歳の人生に幕を、、、っとまさに人生の縮図を追っているような管理人です。

8年でこの数字、これは多いと言うのかそもそもかなり世代が高い人たちが自宅を売却して快適な生活を求めやって来た結果と言うか、、見方は色々だが僅か総戸数32軒でこれだけの住民が居なくなっているのだ。日本のマンションなりで同数規模のケースではあり得ない状況だと思う。

日本の刑事ドラマでは毎回必ず出食わす場面、お巡りさんがやって来て”合鍵を貸してください、”、ってケースはこれまでないのが幸いだが最初の年に無残にもプールに投げ込まれた大きな鉢植え2個の現場検証を近くの警察に依頼したっけ、、それ以外には挙動不審で犯罪歴のある住人がいるとかで刑事さんから尋問を2度ばかり受けた事があったっけ。

2017年も残すところあと2ヶ月、来月には管理人免許の更新も迫っている。そんな時に先日例の売買を依頼した仲介業者から”かなり真剣に購入を検討している人がいるんですが、、”と連絡があった。既に色々な必要書類は提出してあるし税務申告のコピーや年間の経費、所得その他も提出済みだ。そしたら今度は”お宅の居住宅の市場価格”を調べて欲しいとの依頼が、、早速月曜日にちゃんと”顔のある不動産鑑定士”を呼んで評価額をはじき出して貰う事になった。さてどんな展開が待っているのやら、、映画みたいなどんでん返しは御免ですよ、。

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そんな顔して見るなよ、、お前が一番さ、、何処へ行くにせよ一緒だぜ。

さあ今日は雨だし引きこもってヤンキースの試合だ、、。もう心配で気になって昨晩は寝れなかったよ、、選手たちはちゃんと寝ているのかな?

今日勝てば相手はドジャース、、そうなるとダルビッシュと田中クン対決って事にもなるんだ、、こりゃ日本は大騒ぎかな??ガンバレっ、、ヤンキース