”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

バトル・オブ・フェンス

イメージ 1遂に戦いの幕は切って落とされた。お隣のトスカニー・ヴィラとの境にある全長100mの塀を建て直す作戦の実行部隊が夜明けを待って突入したのだ、、。

指揮官は双方の管理人、そして戦略軍事顧問はやはり双方の管理組合長を務める二人、、そして作戦実行部隊は総勢4人、、。

要するに”木製の塀”を建て直すだけなんだが、、昨年半分の約100mをやった時に何故かトスカニー側へ20cm程押し込んでしまいその彼らの陣地を延べ60mx20cmほど獲得し向こうは敷地を失った経緯がある。なので今回はそんな事にはならんようにとかなり神経質になり敵の指揮官から顧問を含めこれまで10回くらい閣議交渉会談を行っている。

向こうはどうしてもこの”失った敷地”を元通りにしてくれろ、、と言うのだが我々の陣営からは誰からも文句は出てないのだ、、最終的には”将来、又建て替える場合には元の位置に戻す事”と言う条項を双方の議事録に記載する事でやっと手打ちになったものの今回残りの100mをやるにあたりああでもないこうでもないと非常にウルサイのだ。

そしてやっとの事で選んだ業者の見積もりを双方で検討し”コイツにやらせよう”となり月曜からとんてんかん、とやっている。しかしたかが塀の建て直しさ、とは言ってもそれは奥が深いのだ。古いボロくなった塀は全部撤去、それをやるのに一日経過、そして今度はパネルの間にある”支柱”を地中に埋めて行かないとならんのだ、、それが約60cm、しかし以前に埋まっている支柱は地表から切り落としていかないとダメだしもう固まっているので抜きようがない、そこで古い支柱の隣に新しい支柱を立ててコンクリートを流し込み動かないように固定する。

しかしお隣との境界だが微妙に段差がある。場所によってはアチラの側が40~50cm高かったりその逆だったり、、その地面に合わせてしまうと今度は塀の高さがバラバラになり景観が醜くなる。それに支柱を支える土台が腐っている箇所もありこれは全部取替が必要だ。”これをやれば向こう60年は大丈夫です”とか業者が言っているがそんな先のことはどうでも良いのだ、、まあ兎に角、新品に換えてくれよ。

そんなでこの一週間は他の仕事を放り出して朝からつきっきり、、既に問題が勃発してて業者が持ち込んだ各種資材を向こうの敷地内、、それも芝生の上に置いてありそれがアチラさんは気に入らない、、っで血相を変えて文句を言いに来た。でもじゃどうするねん?確かに我々の側に資材を置いても全然構わないのだがうちの側は全部車道なので車の出入りさえ出来なくなるのだ。これじゃ困るでしょ?でも敵は何と無く自分ち側が損をしているような気分でいる、、、まあ顔色を見るだけで判るわな。

”まあ全部終わってからにしましょうよ?”とこっちの指揮官&顧問軍団は今のところは丸く収めているのだが、、さて来週どんな事になるのやら??油断は禁物さ。