”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

オーストラリアの運転免許証

イメージ 1コイツがオーストラリアの運転免許証だ(原寸)。もう完全にクレジットカードと同じ大きさで住所は裏側に記載されている。

その免許証、今日の新聞に”今後性別の欄がなくなる”と書いてある。そこまでやるか?個人情報との視点なんだろうが別に未婚か既婚かを書くわけでもないし、職業欄だって元よりありゃしない。性別くらいあっても問題はないと思うのだが。それともこのジイさんには判らない政府間の取り決めでもあるんだろうか?

この免許証、日本じゃ大変な事になっているのはネットからも判る。何時返納すべきかは各自が決める事なんだろうがシニアには困ったもんだ、、自分じゃ判らずとも運動神経、それに注意力は加齢と共に散漫になって来る。オーストラリアのような車社会だとかなりの高齢者が現に運転しているのだがそれでもアクセルとブレーキをふみ間違って店舗に突っ込んだ、、とか自宅のガレージからバックしてて事故った、、と言うケースはかなりの頻度で報告されている。

まあそれ以上にティーンエージャーの暴走だの盗難車で強盗、、とかが連日報道されるのですっかりシニアの運転技能はどさくさに紛れているのだが、。実は先日、ワタシの免許更新時期だったので交通局へ出向くべか~、、と思っていた。そしたら何の事はないネットで更新が出来るそうな、、ええ~、、目の検査もないのか?っと思わずコチラが心配になったが一定の条件の元、ネットでクレジットカードから更新料を払えばすぐにOKになったのにはビックリした。

過去何年かの累積違反ポイントの上限、住所の変更や記載事項に変更がない場合、それと75歳以下、、それ以上だと医師の診断書がいるらしい、、等の条件がクリア出来れば写真はそのままでいとも簡単に新しい免許が送られて来るのだ。

確かに便利だしこれなら州政府も交通局の出費が大いに削減出来るじゃないか?っと更新した本人は満足だがこんな事で良いのかな、、と内の声が。日本じゃ全く考えられないだろう、無事故無違反でもしっかり目の検査から最新の交通法規関連のビデオを見せられ下手したら簡単な試験もあるとか??人口が違う、、と言えばそれっきりだがオーストラリアのマイカーへの依存度は半端じゃない。なので道路に溢れている車の数では遜色ないハズなんだが、、。

恐らくワタシも含めて18歳の頃に免許を取りそれからずっと運転している人たちは例えシニア世代になっても、、それなりにオレは大丈夫さと自信を持っているのだろう。そりゃ無事故無違反でもペーパードライバーとは比較にならん、それも判るのだがこれは今後深刻な問題だ。此方でも自主的に免許返納とか言われているが昨年末に亡くなった18号の爺ちゃんは88まで元気でしっかり運転してたなぁ~。

ワタシが免許を返納する頃には自動運転車が開発されていれば良いのだが、、。