”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”黒革の手帖” (17年)

松本清張の原作は80年に発表されている。内容は推理小説、、とは趣が違い夜の銀座を描いたもので銀行員だった主人公が現金横領に手を染めその資金を元に銀座でのし上がって行くと言うストーリーだ。原作は大分前に読んでいるしドラマ化されたものも見ているが今回DVDで拝見したのは17年の武井咲が主人公を演じたものだった。

しかしまあテレビ朝日はこの手の”夜の蝶”が好きなんだろうか?これまでに5回もドラマされていて他局でも一度作られているようだ。やはり記憶から行くと還暦世代には82年度版、山本陽子田村正和がすぐに思いつく。84年度版の大谷直子&渡哲也は記憶にない、、見てないだろう。96年には浅野ゆう子平幹二朗などでも制作されているようだがこれもシラネー、、、04年になるとやっと米倉涼子仲村トオルになりこれはかなり記憶にあるかな?

タイトルの”黒革の手帖”、、これは誰しも同じようなモノを持っていたと思うが顧客リストと言うか覚書である。私とて黒革ならぬ”黒紙の手帖”を長い事使っていた。サラリーマン時代は会社支給のこれは”黒ビニールの手帖”に細かくその日の自分の足取りとか訪問先の法人企業の”クセ”とか”対処方法”を書き留めていた。”後一回訪問すれば落ちる”っとか”社長はハゲでチビデブ”とか書いていたのでとても人様には見せられる代物ではなかったのだが、、、そう言えば日本語で書くと漢字が判らず困るので全部英語表記していたっけ、それなら人にも読まれないし。

もう一冊あったノートブックには見た映画の内容や感想を書いていた、これは実に長きに渡って書き留めていたのだがデジタル化移行の際に全てをいち早くワードパーフェクトに移し替えた。それがウィンドウズに変換した際に上手く起動せず過去のデータがお釈迦に、それ以来もう記録はつけてない、手帖の終焉である。

イメージ 1さてその新作、武井咲版だが、、そりゃ”銀座で一番若いママ”と何回も台本に書かれ周りからも言われているのだがカメラアングルが彼女のキレイで魅力ある位置からのモノに終始していて”演技”を追うに至っていない、、これはちょっと残念だったし無理もなかったのか?

それに中途半端に8回で終わってしまった。ナンか最後は無理やり終わらせたみたいで印象が悪かったぜ。

イメージ 2

こうして見比べるとやっぱり歴然としている。”失敗しない”人の方がそれなりに貫禄もあるしやっぱり銀座のママって雰囲気じゃないのかな?でも原作を書いた松本清張は一体誰をイメージしていたんだろう??最初のドラマ化に登用された当時の山本陽子はかなりストライクだったのかな?

おっと今日は30日、、明日は月末だ、ブログを更新している場合じゃないぞ、やる事がてんこ盛りじゃないか、。