”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ナイスガイズ!”(17年)

完全におふざけ映画だと思っていた、、ところが結構外角低めのストライク・ゾーンにビシッと決まってしまった、、その理由としては、、;

① 背景がロス・アンジェルス、それも77年の時代設定。
② 主演がライアン・ゴスリング、それも”ラ・ラ・ランド”直前に出演した映画。
③ プロットが”私立探偵”もの、、、
④ まあどっちが主演でもおかしくないのだがラッセル・クロウも出ている。
⑤ キム・ベイシンガーが結構重要な役柄で出演。
⑥ この配役とプロットから行けば”LAコンフィデンシャル”(97年)に限りなく近い、、でも”チャイナタウン”には近寄らないで欲しい、、

っとまあこんな理由なのだが”ちょっとだけよ”が結局、最後まで一気に見る羽目に。
①に関しては77年から83年までロスに居たので当時を思い出したい気持ちが強かった、それがやはり設定、道路の際の広告とか使用されている車種とか背景に流れるBGMに至るまでが妙に懐かしいのだ、。

②と④に関してはこりゃ興味がある、、ラッセル・クロウはちょっと加齢+体重増量って気もするが、、”グラディエーター”の頃とは大分違うじゃん、。

⑤のキムちゃんはもう”不動の情婦役”、今回はチョットと違うのだがあの雰囲気は健在だぁ~、、。

⑥”LAコンフィデンシャル”の時代設定はもっとずっと昔だが雰囲気は共通している。

allcinemaにはこんな風に紹介されていた、。

イメージ 1ラッセル・クロウライアン・ゴズリングが凸凹コンビを組んで大暴れする痛快バディ・ムービー。70年代のロサンゼルスを舞台に、冴えない私立探偵が、ひょんな成り行きから乱暴男の人捜しを手伝うハメになり、いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていくさまが、70年代テイスト満載に軽妙なタッチで綴られていく。

酒浸りの日々を送るシングルファーザーの冴えない私立探偵マーチ(R・ゴスリング)はある日、死んだはずのポルノ女優の捜索依頼を受け、アメリアという若い娘の存在に辿り着く。しかしマーチは、自分を探られたくないアメリアから依頼を受けた腕力専門の示談屋ヒーリー(R・クロウ)にボコボコにされ、あっさり手を引くことに。

ところが今度は、ヒーリー自身がアメリアを捜す別の男たちの襲撃を受けてしまう。そこで自ら事件の解明に乗り出したヒーリーは、嫌がるマーチを無理やり相棒にして失踪したアメリア捜しを開始する。そこにマーチの一人娘でおませな13歳ホリーも加わり、ダメ男2人としっかり者の少女が始めた人捜しは、やがて思いも寄らぬ事件へと発展していくのだったが…。

こんな感じ、、これが一人の探偵ならハードボイルドに終始するのだが二人がそれとなく手を組んでしまうのでちょっと勝手が違った、やはり探偵の魅力ってのは何れの時代でも正統派は単独行動でしょ?先輩のサム・スペードやフィリップ・マーロウ、、(ハンフリー・ボーガード)、映画化されているルー・ハーパー(ポール・ニューマン)にトニー・ローマ(フランク・シナトラ)、それにシェイマスを演じたバート・レイノルズもいたっけ、。

それにお笑いの要素が強くてどっちかと言えば”ソフトボイルド”な玉子に、、別にそれでも悪い訳じゃないのだが”LAコンフィデンシャル”とか”チャイナタウン”と同列か?を期待すると肩透かし、、横綱がいきなり左に飛び、関脇の力士がつんのめってしまった、、、そんな印象が拭えない。

でも時代考証はちゃんとしているし出て来るクルマやベルボトムの服装から建物の仕様、携帯電話はなくやたらみんながタバコを吸っている時代、それに街角の看板やら音楽なども懐かしさで一杯、すっかりそっち方面に目を奪われてしまった。