”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

小学校でアルマーニの制服かぁ??

アルマーニの学校制服が採用された、、”、、う~ん、この時代はそんなモンかな?っが率直な感想だが、俺は通年40年からのスーツ着用の現役時代にだって一度もそんなもんは買った事はない。一番近かったのはピカピカのサラリーマンになりたての頃、アラン・ドロンに”D'urban c'est l'elegance de l'homme modern”と言われて買ってしまった”ダーバン”の夏服くらいかも知れない、、。

よく読むとそのアルマーニ監修、デザインした制服は東京の銀座に近い中央区立泰明小学校だそうな、、140周年と言う歴史があり実は母親がこの小学校を出ている。恐らく当時はもんぺ姿じゃなかったのか??それが2018年にはアルマーニかよ??

しかし成長期真っ只中の小学生、6年間も同じ制服って訳には行かない。となると下手をすると隔年で新調せんといかんかも、、って事は上から下まで制服姿にすると8万円からの出費でそれを3回として24万円、それに冬服ってものありじゃないのか?そうなるとかなり大きな出費を覚悟せんと、、それを知るに至ってコイツはアホな、、と言う感想に変わった。

因みにブリスベン市内にある同じような名門区立校は、、;

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こんな感じで左が夏服(2種類)、右が冬服(と言ってもセーターがあるだけ)で1~3年生で上から下までが400ドル程度だ。4~6年は同じスタイルだが成長に見合った制服を別に購入する事になっている。

しかしこれは実に実用的だと思うのだが制服支給の窓口があって”中古品”を支給してくれるのだ。卒業時に回収してそれを洗濯しリサイクルする訳でこの中古制服の需要がとても高いのだ。

恐らく日本人のマインドから行くと折角入学した一年生に中古の制服はちょっとね~、、と聞こえてくる。お爺ちゃんやお婆ちゃんまで”孫に中古の制服はダメじゃよ”と聞こえてきそうだがオージー・マインドはそんな時は実にあっけらかんとしている。まあ帽子や靴は新品を望むようだが”どうせすぐにサイズが合わなくなるんだし一年くらい良いじゃない、”、ってのが大方の意見だそうな、。

実はこの学校、、次女がオーストラリアへ来て始めて通った小学校だ。たまたま住んでいる場所からも歩いて通学出来るって事で入学したのだが制服も勧められて中古だった、、、年間通して気候も良いので外で遊ぶ時間が多い、って事は汚すし破くしボタンは外れるしとあったがちゃんとそれを直してくれるボランティアもいた。そんなで僅か一年しか通わなかったが新品である必要は一切なかったし周りの父兄もみんなそうしていたような?

さて日本のアルマーニ騒動、まあ校庭は既に土じゃなくてアスファルト舗装されているので泥まみれって事にはならないだろう、、でも”汚しちゃダメよお教室で遊びなさい、”、とか言い聞かされている子供たちは可哀想じゃないかな。