”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

独身の頃、部屋を飾ったポスター

昨日”ベスト・ポスター・オブ・ザ・イヤー2017年度版”と記事にしたばかりだがブロ友のオネムさんに”家に持って帰りたいようなポスター達ですね!”とコメントを頂いた。それで思い出したのだがその昔、私にも”ベスト・ポスター・オブ・マイ・ライフ”ってのがあったのだ。自分の部屋に額入りの写真とかカレンダーを飾る趣味は一切なかったが一つだけデカいポスターを壁に貼っていた。

あれはもう成人式はとっくに終えて、単身で広尾の木造賃貸アパートに住んでいた頃だった。6畳と台所だけの狭いアパートで引っ越してすぐに入手したポスターだ。当時見ていた映画から検証すると10年近くは貼ってあったような、、それ程にお気に入りのポスターだった。何せご本人の自筆のサイン入でワタシの名前まで入っていたし縦x横、1x0.6m近くもある大型ポスターとなりゃ簡単に外すわけには行かないし、、しかし今になってみると良く”誰”からも文句が出なかったなぁ~、、大分気分を害した方もおられたんじゃなかろうか?

どんな経緯でそんなサイン入りを貰うハメになったのかはもう定かじゃないが母親があちらの結婚相手、尾上菊五郎だったかと取引先を介し会食する事になり事前に手配して貰ったような、、アチラには迷惑至極な話だったと思うが然程年齢も違わないこのジイさん、、いや、当時は青年でしかも熱烈なファンの一人のたっての依頼となれば無下には出来なかったのでは、、と勝手に思っている。まあ映画の方は60年代にはかなり見ているし日本の女優さんに限定するとこの人が唯一のお気に入りだった事は間違いない。

そのポスターと言うのは、、、実物はもっと縦長でご本人も立っていた構図でモノクロ印刷、実にキリリとした良い表情だったのは鮮明に覚えている。同じポスターを探したのだが見つからなかった、、、あのホンモノが今でもあればお宝になるのだが、何処へ行っちまったのやら。この木造アパートを引き払う時にゴタゴタに紛れて消えてしまったのが実に残念だった。













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