”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

又もや増加する文庫

オーストラリアを引き上げる際にはかなりの本を処分した。この札幌じゃ住居も狭いしもう増やすまい、、とかなり慎重になっていたのだが振り向けばもうこんな事になっている。

イメージ 1確かに毎晩読むのでそのペース配分で行けば良くこの程度で済んでいると言った方が良いのか?この一番左の二冊は遠くレイさんから送られて来た文庫で遥々福岡から札幌まで日本列島を縦断して来たものだ。昨晩読み終わったのが”九十歳。何がめでたい”だ。

実はオーストラリアの我が家の書庫にあったのだが家内が勝手に”ワタシは読まない、”、と決め込んで処分してしまった。それをブロ友のレイさんは”そんな事はない、ジイさんも楽しめるはず、”と送って下さり二晩で完読するほどに楽しませてもらった痛快な本だった。

イメージ 2これが作者の佐藤愛子氏、ご自身が92歳(16年)の時に最近感じる世の中の変化、或いは世相を風刺風にエッセイにまとめられている文庫だ。

履歴を拝見してて判ったのだが大阪のご実家を離れ上京、自立されている。時期は53年、そして聖路加病院の庶務課に勤務されていたようだ。それがアラサーの頃で55年まで勤務されていた様子、なので当時聖路加病院を遊び場としていたワタシとは何処かですれ違っているか会話もしているかも知れないのだ、、。


彼女以外の翻訳もの文庫に関しては残念ながらこれまで0勝、、特にどんでん返しの神様と言われていたジェフリー・ディーバーには完全に空振りの三振を期してしまった。それにジョン・ル・カレ、、これは読む前から知ってはいたのだが彼の伝記本、これまでに映画化されて来た自作の背景や書くに至った経緯が書かれているのだが、、どうにも現役時代の恐らく”守秘義務”ってのが邪魔しているんだろうが肝心の核心を描く事が出来ず読者も消化不良を起こしてしまった。これまでの推理、スパイ対立ものを期待するとこれまた空振りだった、、。

そんなで札幌では二か月が経過、、今年も良い原作、翻訳本を探して回る事になるんだろうか?アマゾンさんやブックオフの思うつぼさ、、、これで気が付くと又、文庫に埋もれているんだろうか?そうだ、最近電子ブックの発売元も心機一転、漫画ばかりじゃなくて海外のミステリーにも力を入れていると聞いた、ではアクセスして検索してみようか?あんりゃ、暗証番号ってナンだったか??