何となく食べたくなる”昔の味”ってのは何方にもあると思う。ワタシの場合は実家に祖母もいたのでやれ正月だ、法事だ、何回忌だ、、とかで三人姉妹の末っ子だった母の元へ姉が二人(叔母)とその家族、更には叔父がやって来るケースが多かった。
親子丼でもないし玉子でとじてある訳でもない揚げたての鶏肉が4切れだったかご飯に乗っているだけ、、それが箸でも切れる程に柔らかく形は四角、上にかかったあの特製ソースが実に美味かったのだ、。当時は小田原町で勝鬨橋通り(現晴海通り)に鶏専門(仲買い業者)として営業していた。お店で食べた事はないのだが恐らく焼き鳥各種、親子丼だってあったハズなのだ。その”とり九”の息子とはクラスも学年も違っていたが同じ学校へ通っていた記憶がある。
それと銀座にあった”キャンドル”と言うお店の”チキンバスケット”、これも実に懐かしい味で何度となく自宅で挑戦してみたがあの味は出せなかった。チキン対決になってしまうがその双方のお店は残念ながら今はもうない、。
実家にいた時の味と言えばそんなモノが懐かしのだが洋食系になるとこのベーグル、、そりゃハンバーガーやピザにホットドッグもあるのだが熱々の出来立て、これも実に懐かしいのだ。コイツには決まってクリームチーズなんだが先日fpdさんが”久し振りに食べたい”だなんて言うからこっちもつられてしまった。早速札幌市内で売っているお店を検索、家内が出掛けると言うので検索したお店へ寄って貰った、、のがこの写真だ(上の)。
その昔、貧乏学生の頃に散々お世話になったベーグルのイメージはこんなだった、、何か挟むものがあればコイツを半分に切ってサンドウィッチにしたもんだが普通はこのまま、、ドーナツみたいにただ噛り付くだけ、。
でも今じゃそんなシンプルさは影を潜めやれシナモンだ、セサミだ、、と種類が圧倒される程に多いようだ。家内も何を買って良いのか判らず携帯で電話して来たがこっちもそんなに種類があるとは知らず、一番シンプルなヤツを、、と言うしかなかった。
それに家にあったレタス、トマト、スモークハムにスモークサーモン、、お決まりのクリームチーズがあれば充分に夜メシになったのだ。勿論、お友はサッポロプレミアムビールだったが、これが又、ビールには実に良く合うのだ。