”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

暴露ブログに転じます。

テルマンたる者、社内で起きた事はそれがお客様に関係した事であれ社員同士であれ絶対口外してはならぬ、、と言う一か条があった。でも以下は社外で起きた事だしとっくに時効さ、、、と勝手に思い込んでいる。

その突発事件はある日突然起きた。当時ルームサービスは24時間体制で7人がチームとなって対応していた、、別に料理を作る側に居たんじゃなくて館内電話が掛かって来てその注文を取った窓口から回って来る伝票を処理する部門である。

イメージ 1ある夜勤明けの勤務時だったかルームサービスにサンドウィッチの配達依頼が入った。何でもアメリカから来日された重役連が大阪へ新幹線で移動するそうな、その車内でランチとして食べるので20人前だったかを東京駅のホームへ届けて欲しいとの事、。

こりゃちょっとイレギュラーな注文だな、、と思い電話を受けた窓口担当と上司に相談しに行ったところ日勤で出勤してくるルームサービスの責任者に届けさせようと決まった。元より車は配達用のバンがあるしそれで行けば東京駅の往復なら30分で大丈夫だろう、。そして箱詰めのランチボックスが完成、皆さんが乗車する予定の新幹線、確か11時半くらいだったを目指して出発、。

責任者と若い兄ちゃんで20個を無事車内へ運び込みこれで無事任務完了、、と思いきやあんりゃまあ新幹線のドアがバタン、、。まあワタシはその場面に居た訳じゃないのだが車内へ入った二人はもう顔面蒼白だったらしい、、。何せ次の停車駅は名古屋、それに二人ともユニフォーム姿で財布など持ってない、身分を証明出来るのは胸に着いた社章とネームタッグだけと言う有様だ。

一方、送り出したルームサービスでは何時まで経っても二人が帰って来ない、それに帯同したバンからも連絡なし、携帯電話なんてのはまだ構想さえ無かったし、こりゃ何か事故でも起きたのか??と上司、そして支配人からもガンガン電話が入る。

こっちは聞かれても何がどうなったのかサッパリ判らずひたすら電話の前に待機するだけ、そしてやっと車内電話で事の顛末を報告する一報が。この時点じゃもう誰も笑える雰囲気じゃなかった、、大笑いしたのは二人が名古屋を往復して帰って来てからだった、。名古屋にあった営業所では新幹線代を払いに駅まで駆けつけた事はこれが最初で最後だったと今でも語り草になっているそうだ*1、、。

今日のブログはinspired by アンダンテさんの新幹線、京都行きからヒントを得ました、、https://blogs.yahoo.co.jp/andante730/trackback/1265210/41696045





*1:´∀`