”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”暗号探偵クラブ ~ 女たちの殺人捜査”(12年)

こりゃ久し振りのセンター前クリーンヒットだぁ~、、ちょいと古い英国ドラマシリーズなんだがやっとうちが加入しているAXNチャンネルで無料配信された。

しかしこの邦題じゃ危うく見逃す所だった、、だって”暗号探偵クラブ ~ 女たちの殺人捜査”じゃ民放のコメディタッチのドラマみたいだよ、原題の”The Bletchley Circle”なら間違いなくチャンネルを合わせてたんだが、。

この”ブレッチェリー”と言うのはこれまでにも映画に何回も登場して来る場所だ。あの数学者を扱った”イミテーション・ゲーム”でも此処が舞台だったし”ビューティフル・マインド”でも背景になっていた。第二次世界大戦中、イギリス軍が暗号解読の為の人材を養成したり実際にエニグマ(現代のコンピューター)を開発したりした場所である。

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時代は43年、このブレッチェリー養成所でドイツ軍の暗号解読を命じられていた仲良し4人組のお話しである。ドラマの出だしは彼女たちが寮生活をしながら敵の暗号を解くために活躍している、、それがスーザン、ルーシー、ミリー、ジーンの4人組だ。

そして9年後、戦争は終わり夫々に家庭を持ったり、カフェで働いていたり図書館に勤務していたりでバラバラの4人、そんな彼女たちが住むロンドンでは女性だけを狙った連続殺人が勃発している。もうこんな展開からは目が離せない、。

出世を控えた夫と子供二人に囲まれて幸せそうなスーザン(アンナ・マクスウェル・マーティン)は最初の殺人が起きた時から気になってその殺人者の動向を追っていた。持ち前の暗号解読力で培われたパズル解析能力を生かし犯人の行動パターンを解き明かしていたのだ、そして第5の殺人が起きた時に犯人の行動には一定のパターンがある事を突き止める。

それを夫に申し出てスコットランドヤードの刑事課へ進言しに行くのだが第6番目の死体がある筈だと予測した場所には何もなく空振りしてしまう。一人で出来るのはこれが限界だと悟ったスーザンは3人の元同僚を探し当て捜査に協力するよう呼びかける。

彼女たちには夫々たぐい稀が能力がありジーン(ジュリー・グラハム)は瞬時に物事を記憶出来る”フォトグラフィックメモリー”の持ち主だ。ミリー(レイチェル・ステアリング)には洞察力がありルーシー(ソフィー・ランドル)は図書館勤務だが昔取った杵柄で諜報活動が得意分野だ。まあこの辺りで能力が夫々空が飛べたり、殺しが上手かったりしたらもう見るのはやめているのだが、、。

そしてやっとこの4人が揃い事件解決に立ち向かって行く、、それが第一話でした。犯人の行動パターンを読み列車を使って移動しているんじゃないかと思い付きジーンを囮にして列車に乗り込む仲間たち、、ああ~、此処で終わった。こうなったら二話、三話と見るっきゃないだろう??早速全部を録画する手配を完了したところです。

どうもその後、調べたらこれは三話で完結するらしいのだが配役を入れ替え舞台もサンフランシスコに移したシリーズも昨年制作されているらしい。