”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”ザ・ウォーカー”(10年)

邦題が”ウォーカー”と言うからてっきり原題も”The Walker”だと思うよな、、それが何と原題は”The Book Of Eli"となっている、、即ち”イーライの本”じゃないか?確かに劇中主人公自身が”オレはウォーカーだ”、と語っているので間違いはないのだが主題に関わる重要な原題なんだがな、。

映画の舞台はもうかなり西海岸のサンフランシスコに近い殺伐とした僻地、でも世界は最後の核戦争が勃発して人類が殆ど死滅した30年後のお話だ。主演は謎の男、イーライに扮するのがデンゼル・ワシントンそして相対する極悪人集団の首領、カーネギーゲイリー・オールドマンが扮している。

 

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どうもこの辺りから展開が”マッドマックス”っぽくなって来る。あんなにお掛かりじゃないがガソリンだってもうないハズなのに大型のバスや戦闘用の車両があるし銃や銃弾だって豊富だ、でも水は貴重品らしい、。

そのカーネギーが牛耳る町へこのイーライがトボトボとやって来るのだがそのイーライは滅茶苦茶強い、切れ味満点の大ナタと散弾銃や拳銃、そして弓もスゴイ速さで扱える。もうジョン・ランボーと変わらない活躍振りで傍若無人で劣悪人軍団、カーネギーの部下はみんなあっと言う間に殺されてしまう。

問題は彼が担いだバックパックに入れた”本”、もうこの世には残っていないと言われる書物でどうやらそれは聖書らしい、。その本があれば人を導き新たに人類が築けると信じているカーネギーはどうやってもイーライからこの本を奪いたいのだ。

一方のイーライは西へ向かって歩を進めるようにとのお告げがあり遥々東から歩いて来ている。そしてその町で本の争奪戦となる訳だ、、どうもこんな設定は苦手で途中で何度かやめようと思ったが外は雪だし、、腹は減ってないし、時間はあるし、、つい最後のエンドロールまで見てしまった。