”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

無条件で映画館へ足を運ばせる映画

映画の出来不出来に関係なくこの監督、この配役、この脚本、、は絶対に見逃さないと言う一本(いや複数本)は誰でも映画ファンなら持っていると思う。 昨今、行くか行かないかの決め手は評論家諸氏のお勧めやTVその他メディアを使ったキャンペーンによる所も多いしどうせ半年も待てば自宅で見れる、、ってのはこの際論外。

映画の出来に左右される部分は比重が高いハズだがそれだって実際自分で見なきゃ判らないしおおよそのストーリーは事前に判っていても最後のどんでん返しで犯人まで判っていてはこりゃもうルール違反だが果たして足を運ばせるには何が一番の決め手になるのであろうか。デートなら彼女の好み、、それだって彼女は見るか聞くか何処かで影響を受けているハズ、まあ他所の事はさて置いて自分なりに何が決め手なのか考えてみると、、。

まずシリーズもの、、007を初めとする各フランチャイズ、制作側だってそれが判っているから巨額の制作費をかけて過去の成功にしがみつこうとする。

次に監督、そして配役陣、これも一度見た後、今度はどんな展開の新作かどんな役柄かと興味は尽きず個人的にはリドリー&トニー・スコット兄弟監督の映画はどんな展開であれ見に行っているような、、。

話題作、これはメディアに一杯食わされるケースが多いので余り信用しないようにしているがやはり捨てがたい、それと心服しているある評論家先生のお言葉。オーストラリアで古くから評論を担当しているデイビッド・ストラットン氏、まあ感性が似ていると言うか(アメリカのプロスポーツ系映画はマッタク波長が合わない)この人の論調は大変好きでその人が☆を3個も付ける映画はやはり無条件、、。

そんなでおっさんの場合は決め手が3-4ある。番外編で最愛の同居人が見たいと言い出す場合、、、これも無条件。先日は前売り券の販売開始をPCの前で今か今かと待って初日の午後の回、しかもゴールドクラスなる特等席での特別鑑賞券をゲットした。封切り初日はヨーロッパより少し遅れるが11月19日、その映画とは“Quantum Of Solace”、、007の22作目である。昔は封切り当日に映画館の前に並んで、、、それが今じゃPCの前で指一本ですよ。ロンドンではプレミアも終っているのだが”ダークナイト”に影響されたのかえらく暗いそうな、、例の決め台詞もなくマーティニの出番もないそうな。しかもラッシュを見た限りではえらく”ボーンシリーズ”に似て来ているような、これはおっさんが前作を見てから危惧していた事だが建物の屋上から窓を破って他の部屋に飛び込むシーンなんか、ええっーそんなと思うほどに似ている。まあこれらは見てのお楽しみか、、。