”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

”グラディエーター”(00年)

この映画は結構見過ごされているかも知れない。ジャンルとしては”ベン・ハー”などと同系の”史劇”モノでローマ帝国を舞台にした時の”英雄”を扱っている。制作されて公開されたのは2000年、主演はラッセル・クロウ、悪役に徹する皇帝の息子にはホアキン・フェニックスが扮し監督はリドリー・スコットである。

アカデミー賞では翌01年に作品、主演男優を初め5部門でオスカー叔父さんを獲得、合計11部門でノミネートされた”秀作”である。それだけ評価も高くもっと映画ファンが繰り返し見ていても不思議ではないのだが何となく忘れられた存在になっている。その大きな理由が実は上映時間3時間に及ぶ長さなのである。

おっさん世代は長い間、史劇大作と言えばチャールトン・ヘストンをまず最初に思い浮かべるしやはり映画は”ベン・ハー”や”エル・シド”、、それに”十戒”や”ジュリアス・シーザー”だった、、。

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この映画のラッセル・クロウは”LAコンフィデンシャル”(97年)はあったがまだこんな大作でローマの剣闘士役に抜擢されるのは時期尚早じゃないのかな、、と思ったものだ、、でも当時既に35歳でこんな役柄をやるには一番適していたんだろう、、それを見越したリドリー・スコット監督はこの映画の後でも良くコンビを組んでいる。

古代ローマ帝国を舞台に、陰謀に陥れられた英雄騎士の死闘をダイナミックに描く。無敵の剣闘士役を演じた、ラッセル・クロウが秀逸。また、CGで描かれた巨大コロシアムや剣闘シーンの迫力映像も見どころ。西暦180年、皇帝に絶大な信頼を置かれていた歴戦の勇者マキシマスは、次期皇帝の任を依頼される。しかしその晩、皇帝は息子によって暗殺。罠にはまったマキシマスは、処刑の危機に陥る。
by allcinema

とまあ解説をそのままコピーすると良くある話じゃん、、それに”ベン・ハー”の苦難に満ちた人生と似ている節もあるのだが、、映画としてかなり丁寧に、そりゃ3時間近くかけているし、、マキシマスの数奇な運命が良く描かれている。

それに息子に扮したホアキン・フェニクス、、コイツは本当に憎たらしい。余りにも緊迫する演技なので実生活でもコイツこんなヤツなんだろうか?と当時言われていた。恐らく、現在だったらフェイスブックやトィッターで散々書かれているんだろう、、まあそれだけ上手かったと言うことなのでご本人からも文句は出るまい。

しかしやっぱり長い、、、今回も途中で二度ほど挫折しちまった、、一度はトイレ、もう一度は電話、、でも最後まで緊張感を持って映画館で見た気分で楽しめた。これは文句なしの限りなく名作に近い秀作君じゃないだろうか??

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