”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

"先生のお気に入り”(58年)

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クラシックチャンネルで30分後に始まる別の映画を見るつもりがすっかり目を離せなくなってしまった。 何と58年制作なのでかれこれ50年前の映画で主演はクラーク・ゲイブルとドリス・デイ、今まで何回か見たつもりでいたのであるが改めて見ると断片的にしか覚えがないので通しでちゃんと見たのは初めてのような、、。

NYを舞台にクラーク・ゲイブル演じる新聞社の辣腕編集部長がひょんな事から成人向け夜間ジャーナリズム講座で客員講義をする羽目になりそこのドリス・デイ教授にすっかり参ってしまうコメディ仕立ての映画である。

当時の新聞社事情(全盛期)やニューヨーカーが好んで飲んでいたお酒の好み、学歴を重視した環境からファションまでモノクロ画面ではあるが当時の生活感が良く判り主題歌が先行し内容はもっとおふざけ気味かと思いきやなかなかしっかりした作りのドラマであった事を再認識した。

この時クラーク・ゲイブルは既に58歳、この後3本主演して60歳になる前に亡くなっているがこの画面からも随分やつれて疲れているような感じを受けた。役柄が辣腕編集部長とあって日夜の激務からだと思いきや実生活でもかなり辛い頃だったのかも知れないと思うと俳優さんも大変なんだな~。ドリス・デイは当時36歳、その差22歳でも別に違和感がないがおっさんがそれをやったら、、、どう見ても娘か孫娘にしか見えないか、、。