”オールド・シネマ・パラダイス”、、時々新作も

長年”映画と愛猫とオーストラリア”だったが札幌へ軟着陸し愛猫も亡くしこの新タイトルで心機一転だ。

ノッティングヒルの恋人

今夜もう何十回目だろうか、、又、見てしまった。実に良い、途中でやめる訳には行かない映画である。家内が”ご飯よ~”に”判ったよ~、今最後の10分だから、、、”で結局ケンカだ、、。結婚当初は”ワタシも趣味は映画です”何てしおらしい事を言ってたくせに、この映画一緒に見たらと言っても”フン”とか言って振り向きもしない、、。

notting hill-just a girl
しかし改めて見るともう10年前の映画だ。アンナ・スコット、(ジュリア・ロバーツ)絶大なる人気のハリウッドの映画女優がノッティングヒルでこじんまりした本屋を営業しているウィリアム(ヒュー・グラント)と恋に落ちる訳だがその脚本がこりゃもう映画ファンにはたまらなく面白い。この辺りがイギリス映画たる所以だが昨今映画は”吹き替え派”なんて輩には絶対に理解出来ない面白さである。

特にアンナとデート中に日本食屋で出くわす男達との会話やメル・ギブソンのお尻の話、そして米語と英語の絡み合い、、、、そして最後の記者会見の場、思えばこれら実直な話を理解したいが為に英語を勉強したもんだ、、、それが吹き替えでしか楽しめない、、、誠に残念である。

兎も角、この映画は封切された当初、ええっーそんな映画か、、と思っていたのであるが繰り返し見る毎にその楽しみが倍増する不思議な映画である。通常の恋愛モノは女性にターゲットを絞っているし女性ファンが多いものであるがこれは男がひょんな事でハリウッドの大女優と知り合い、恋愛に繋がる、、、、と言うもので♂の本能を呼び起こすと言うか理想を描いた映画である。早い話、おっさんがエリザベス・テーラーと知り合って恋に落ちる訳だ、、チト古いか。では宮沢りえと恋に落ちる、、ダメですか?

イギリスの良識を描いたものとしては”ラブアクチュアリー”も忘れられない、、。これも何回でも見たくなる、しかも見る度に良くなって行く季節の定番映画である。